ゼロキューブの口コミ・評判|住宅の専門家がデメリットや特徴を分かりやすく解説

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住宅会社の情報を一から集めるといろいろなサイトが混在していて大変です。

まとまりの無い口コミサイトなどを読んで惑わされてしまい、「時間だけが過ぎてしまい、目的の情報が集まらなかった!」となることも多いと思います。

本当はたくさんの住宅会社を比較するために効率的に情報収集をしたいですよね?

今回は、住宅業界に長年勤めた筆者が、専門家の視点で解説いたします。

本記事を読むことでゼロキューブの

  • メリットやデメリット
  • 坪単価や値引き情報
  • 断熱性能や耐震性能

など、重要な情報が網羅できます。

時間がない皆様も本記事を読むことで効率的な情報収集ができます。

注文住宅を建てる際は、必ず複数のハウスメーカーを比較しましょう。

あなたが建てたい条件の家の相場を把握して、予算を抑えるためにはハウスメーカーの比較が必須です。

大手のハウスメーカー27社の注文住宅会社と提携している「タウンライフ家づくり」では、カタログや間取りプラン、資金計画、土地提案などを複数のハウスメーカーに一括で依頼できます。

ゼロキューブの基本情報

ゼロキューブ

  • 「尖ったデザイン」と「地元工務店での家づくり」両方が楽しめる
  • 明瞭な価格設定で自分に合わせた組み合わせが可能
  • 1000万円から建てられる圧倒的な低価格
創業年数
坪単価約34万円〜
工法木造
販売戸数
アフターサポート初期保証:10年間
対応地域

全国165のLIFE LABEL加盟店による

公式サイトhttps://lifelabel.jp/

ゼロキューブってどんな会社?

ゼロキューブはLIFE LABEL(ライフレーベル)の代表的な住宅シリーズです。

各地にLIFE LABEL加盟店を展開するフランチャイズ型の住宅になります。

基本は2×4工法で建てられており、名前の通り箱型の外観を特徴とする住宅です。

デザイン性とコストを兼ね合わせた大人気住宅シリーズとなっています。

規格住宅ながら、生活スタイルに合わせた豊富な間取りオプションがポイントです。

「こんな生活に憧れる!」が1000万円台から叶う住宅シリーズです。

ゼロキューブの悪い口コミ・評判・デメリット

ゼロキューブの悪い口コミ・評判・デメリットを紹介します。

  • 魅力的な価格の一方、断熱の性能面ではあと一歩
  • 高気密高断熱など高性能住宅を求める方には不向き
  • とがっているデザインが良い反面、使い勝手には好みが出る
  • 地域によって施工会社の体制は様々

魅力的な価格の一方、断熱の性能面ではあと一歩

価格やデザインは大満足なゼロキューブですが、断熱の性能面ではあと一歩です。

決して性能が悪いわけではなく、国の基準である「省エネ基準」を満たす断熱性能を標準としていますが、近年は断熱性能に注力している住宅会社が増えています。

ZEH基準の断熱性能を訴求している他社に比べると、30%ほど低い断熱性能となります。

断熱性能を高めたい場合は、施工会社と断熱・換気システム等の変更を検討しましょう。

・高性能な断熱材を選ぶ(高性能グラスウール・吹付ウレタン・セルロースファイバー等)
・窓を高断熱の物に変える
・熱交換器付き換気システムに変える

などの方法で住宅の高性能化が可能です。

高気密高断熱など高性能住宅を求める方には不向き

ゼロキューブはZEH住宅など、高性能住宅を求める方には不向きでしょう。

通常、ZEH住宅は最低でも50万円/坪以上の価格帯となります。

それに対して、ゼロキューブは40万円/坪以下の価格設定となっています。

そのため、標準仕様では省エネ基準を上回るZEH性能には届かない仕様です。

デザインは気に入ったが、住宅性能も捨てがたい場合はぜひ、施工会社に相談しましょう。

とがっているデザインが良い反面、使い勝手には好みが出る

広い玄関・LDKの吹き抜けなど、憧れの仕様が詰まっているゼロキューブですが、こんな人は不向きでしょう。

・個人の空間は必須で仕切られた部屋で1人1部屋必要
・床面積は目一杯広くしたい
・掃除が苦手で屋上など掃除する箇所を増やしたくない
・ものが多くて収納がたくさん欲しい

吹き抜けが標準となっているため、建坪(土地に対して家を建てる面積)に対して床面積が小さくなります。

少しでも部屋の面積が欲しい人には不足感が出てしまうでしょう。

土地に余裕があれば+FUNで建坪を増やすことも可能です。

また、収納に関しては大型の物置を設置するなど、屋外に物を出すことも検討しましょう。

地域によって施工会社の体制は様々

ゼロキューブはフランチャイズのため、各地の住宅会社に依頼することになりますが、年間100棟以上~10棟前後建築する会社まで大小様々です。

そのため依頼した住宅会社によって、営業やアフターサービスの体制も変わってきます。

ゼロキューブで検索すると口コミが多く出てきますが、すべて鵜呑みには出来ません。

ゼロキューブを選択する場合は、家そのものだけでなく、住宅会社の体制や担当の方の人柄もしっかりと確認し、ご自身にあった住宅会社を選びが必要です。

口コミを確認する場合は施工会社の名前で確認すると良いでしょう。

ゼロキューブの良い口コミ・評判

  • 一番自分らしいデザインと満足のコスト

一番自分らしいデザインと満足のコスト

ゼロキューブは間仕切りの少ない、開放的な間取りが特徴となっています。

自分だけの趣味やこだわりを自由に当てはめる事が出来るでしょう。

人とは違った「自分だけ」のライフスタイルを求める方にも、満足いく家になるはずです。

特に「+FUN」と呼ばれるオプションは標準仕様に対して、家族構成・趣味に合わせて豊富なパターンでスペースを追加出来ます。

そこで気になるコストですが、ゼロキューブは「ローコスト住宅」の価格帯です。

標準仕様で1000万円~の価格設定になっており、オプションを多く盛り込んでも1500万円程度の価格で建築可能です。

しかも、その金額ながら広い玄関・吹き抜け・屋上など、憧れの仕様に出来ます。

ローコストと思えない見栄え・プランニングがゼロキューブの魅力でしょう。

ゼロキューブの7つの特徴

ゼロキューブの特徴について7つご紹介していきたいと思います。

  • 大分の老舗不動産会社が作った大人気住宅ブランド
  • 「尖ったデザイン」と「地元工務店での家づくり」両方が楽しめる
  • 明瞭な価格設定で自分に合わせた組み合わせが可能
  • 2×4構造で耐震性や耐火性能に優れる
  • 1000万円から建てられる圧倒的な低価格
  • 断熱性能は施工会社によって変わるため、確認が必須
  • 施工会社によっては好みの水まわりメーカーがお得に選べる

大分の老舗不動産会社が作った大人気住宅ブランド

LIFELABEL(ゼロキューブ運営会社)は、大分の老舗不動産会社「株式会社ベツダイ」が運営するフランチャイズグループになります。

ベツダイは不動産開発から自社で建設までを行う、総合不動産会社です。

ゼロキューブは、ベツダイが培ってきた住宅づくりのノウハウが活かされたフランチャイズです。

加盟店の数は全国2位で、今もっとも勢いのあるフランチャイズグループと言えるでしょう。

「ライフスタイル型」と呼ばれる、家の楽しみ方を提案するスタイルが特徴です。

住宅以外にもライフスタイル提案を行う自社メディアの運営や、家具販売も行っています。

ゼロキューブ以外にも、アメリカンなライフスタイルを提案するFREAK’S STOREとコラボした、「FREAK’S HOUSE」も人気商品としてラインナップしています。

「尖ったデザイン」と「地元工務店での家づくり」両方が楽しめる

最新トレンドを反映したデザインを取り入れつつも、地元工務店での家づくりを出来ることがゼロキューブの大きな特長です。

地元工務店では最新トレンドを取り入れることが苦手な会社も多いです。

しかし、その部分をゼロキューブのデザインでカバーすることが出来ます。

逆に、地域密着や担当者との長い付き合いなど工務店のメリットは残ります。

「長く住むマイホーム、地元の会社に建てたい!」という方には、ピッタリでしょう

全国規模の大手ハウスメーカーでも、実は担当者がころころ変わる、会社自体がその地域から撤退するなど、必ずしも長く付き合える会社とは限りません。

その点、地元に根差した会社であれば倒産しない限りは近所にあり、何かあった際にも小回り良く駆けつけてくれる安心感があります。

明瞭な価格設定で自分に合わせた組み合わせが可能

ゼロキューブは自社では「家づくりアプリ」というサービスが有ります。

スマートフォン1つで簡単に家の総額が計算できるアプリです。

1000万円の標準仕様から好みや目的に合わせてオプション選択します。

各オプションには追加金額が記載してあるので、選択するだけで簡単に総額が出ます。

通常、家づくりでは仕様を変えるごとに都度見積もりが必要ですが、ゼロキューブはオプション価格が明確に設定されているため非常に分かりやすいです。

好きな時間に、じっくりと価格も考慮しながら仕様検討が出来ます。

出来上がったプランは地域の施工会社との共有も簡単です。

家づくりアプリの金額は「参考金額」となるので、作成したプランを元に土地や仕様合わせた正確な見積もりをもらいましょう。

2×4構造で耐震性や耐火性能に優れる

ゼロキューブの多くは2×4構造で建てられています。

2×4構造の特徴として壁・床・天井が一体構造になっており、在来工法に比べて耐震性が安定する傾向にあります。

一般的には、耐震等級としては「2相当」以上を設計基準としている会社が多いです。

ゼロキューブでは「地震エネルギー制震システム」という制震ダンパーをオプションで選択することが可能です。

制震装置で揺れを早く抑える事で、地震発生時の家のダメージを抑制出来ます。

また、2×4工法は省令準耐火構造として認定されることが多いです。

省令準耐火構造に適合すると、下記の特典があります。

・火災保険の割引:木造住宅にくらべ約40%費用を抑えることが出来る。
・フラット35の利用:最大35年間、固定金利で住宅ローン借入ができる。

購入後のランニングコストも大きな出費ですが、ゼロキューブを選択することにより、火災保険の割引・ローン金利の変動リスクの回避が出来ます。

1000万円から建てられる圧倒的な低価格

ゼロキューブの家は1000万円前半から建てることが可能です。

1000万円前半から建てられる住宅シリーズは、実は多くはありません。

参考にいくつかの大手ローコスト住宅メーカーの販売価格を掲載します。

タマホーム:1800万円
飯田グループ:1700万円
オープンハウス:1400万円

上図のとおり、他のローコスト住宅メーカーと比べて、1000万円という価格はとても魅力です。

ゼロキューブは、オプション等を加算していくことで1500万円程度になる場合がありますが、それでも価格優位性はあります。

ゼロキューブが1000万円から建てられるのは「規格化」が大きな理由です。

住宅の建築費の中で大きな割合を占めるのが「人件費」・「材料費」です。

同じ形の家を繰り返し建てることによって、より早く・正確になるため、工期も短くなり、結果的に人件費のコストダウンに繋がります。

また使う材料が共通化されれば、大量仕入れによって材料費のコストダウンも図りやすくなります。

断熱性能は施工会社によって変わるため、確認が必須

ゼロキューブはフランチャイズながら、各地の施工会社に仕様の決定権が多くあります。

その一つが「断熱性能」です。

断熱性能は家の住み心地を大きく左右するので必ず確認しましょう。

現在は省エネ性能の説明義務化となりましたが、説明の期限は契約後の「工事着手前まで」となります。

早めに性能を知ると比較にも役立つので、契約前に下記のような断熱・省エネ性能の計算事例があるか聞きましょう。

・省エネ計算のモデルプラン:標準仕様での省エネ計算結果  
・過去物件の省エネ性能  :実際の家での計算結果

さらに、提示された性能値が省エネ性能に対して、どの程度のレベルなのか?は最低限確認しましょう。

施工会社によっては好みの水まわりメーカーがお得に選べる

断熱性能の項でも書いた通り、各施工会社に仕様の決定権があります。

施工会社によっては特定のメーカーと付合いが深く、水まわり設備などを安く仕入れられる場合があります。

実は、水まわり設備などの仕入れ金額は施工会社によって変わりので、もし好みのメーカーがあれば、標準仕様に入っているか確認しましょう。

標準仕様でないメーカーの場合、追加金額が発生するかどうか確認しておきましょう。

水まわりは「家づくりアプリ」で金額の確認が出来ないので施工会社への確認が必要です。

ゼロキューブに関するよくある質問

ゼロキューブに関するよくある質問を5つまとめて解説しています。

  • Q1. ゼロキューブの坪単価・価格はいくら?
  • Q2. ゼロキューブと比較検討すべきハウスメーカーは?
  • Q3. ゼロキューブの保証とアフターサポートは?
  • Q4.ゼロキューブは値引き交渉できる?

気になった質問からチェックしてみてくださいね。

Q1. ゼロキューブの坪単価・価格はいくら?

A. ゼロキューブの坪単価は34万円~45万円が相場です。

標準仕様の坪単価は33.5万円/坪~です。(本体価格1,000万円 ※29.8坪プラン)

ここに、付帯工事・オプションが追加され、~約45万円/坪が実質的なボリュームゾーンとなります。

総額では1,200万円~1,400万円です。

Q2. ゼロキューブと比較検討すべきハウスメーカーは?

A. ゼロキューブと比較する際のおすすめは、FREEQHOMESとテクノストラクチャーの家です。

FREEQHOMESは建築資材の卸売業を営む「株式会社イビケン」が企画・運営するフランチャイズです。

ゼロキューブと顧客層や価格帯が非常に近く、この2社で検討する方も多いでしょう。

住宅の形は全く違いますが、どちらもライフスタイル提案を得意な点が共通点です。

平屋+ロフトというコンセプトの「LOAFER」が大人気シリーズです。

地方など、土地に余裕のある地域ではより好まれる、庭への広がりを持たせた、アウトドアテイストな住宅で、家でもアクティブな方へはうってつけでしょう。

テクノストラクチャーの家はパナソニックが提供する住宅チェーンです。

近年ではゼロキューブを意識した、箱状の新しい住宅仕様も登場しています。

テクノストラクチャーの特徴は、木造と鉄骨のミックスになっている点です。

木造住宅の中の「梁」の部分だけ鉄骨にすることで耐震性能を高めており、その耐震性能の証明として全棟耐震計算を行っています。

価格帯はゼロキューブと比べて300万円~500万円程度総額で上がってきますが、「より地震に強い家にしたい」・「耐震等級3」を取りたいなど要望がある方は、検討に挙げてもいいでしょう。

Q3. ゼロキューブの保証とアフターサポートは?

A. ゼロキューブでは保証とアフターサポートも各施工会社によって様々です。

ここでは各社共通で必ず設定されているものと個別の施工会社の事例をご紹介します。

各社共通のもの:瑕疵担保責任(10年間)

瑕疵担保責任とは、施工会社が建て主へ負う責任です。

柱や壁等の構造上重要な箇所・屋根や外壁など雨水の侵入を防止する箇所において、設計・施工ミスにより不具合が生じた場合に保証します。

法律で義務付けられているため、10年間は各社共通の保証になります。

施工会社のアフターサポート事例①
株式会社 ベツダイ (福岡県・大分県)
保証期間:10年間(構造・防水)  2年間(設備機器、内装など規定された範囲)
延長保証:無し。ただし有償にて15年目以降、5年ごとの点検を実施。
定期点検:1年目・3年目・5年目・10年目での定期点検を実施

有償となりますが、10年目以降も定期点検の実施をしているところが特徴です。
継続した建て主との付き合いが前提となっており安心感があります。

施工会社のアフターサポート事例②
株式会社ホームライフ (大坂府・京都府・兵庫県)
保証期間:10年間(構造・防水)
延長保証:無し
定期点検:1か月目・1年目・5年目・10年目(5・10年目は社外検査専門会社)

多くの会社が自社で行う定期点検を、社外で行う点が特徴です。
社外に依頼することでより第三者の目線で透明性の高い、点検が期待できます。

Q4. ゼロキューブは値引き交渉できる?

A.値引きに関して、ネットでの口コミなどを見る限りではほぼ無いといえるでしょう。

価格帯・デザイン性において、競合が少ないため営業マンも値下げに応じないことが多いようです。

本体価格では難しいですが、オプションなどで追加した水まわりなどは可能性があります。

ネットでの購入も含めて交渉をしてみましょう。

ゼロキューブの口コミ・評判まとめ

ゼロキューブの口コミ・評判や特徴について解説しました。

ゼロキューブが少しでも気になっている方は、間取りプランの提案や資金計画を無料でできる「タウンライフ」でカタログを請求してみましょう

ゼロキューブの会社情報

会社名BETSUDAI Inc. TOKYO
本社住所〒343-0845
東京都港区南青山4-13-9 クレセントヒルズ2F
設立年月日
代表者名CEO 林 哲平
資本金
従業員数22名(2020年6月現在)
電話番号03-4400-7890
事業内容
拠点全国165のLIFE LABEL加盟店
公式サイトhttps://lifelabel.jp/
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