アイダ設計の口コミ・評判|特徴からデメリット・メリットを徹底解説

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「アイダ設計の評判は悪い?良い?」
「アイダ設計で家を建てた人の口コミが知りたい」

など実際にアイダ設計で家を建てた人がどう感じているのか気になりますよね。

この記事では、

  • アイダ設計の悪い口コミと良い口コミ
  • アイダ設計の特徴やよくある質問

など、アイダ設計について気になる情報を詳しくまとめて解説しています。ハウスメーカーの比較検討をする際に役立つので最後までチェックしてみてください。

注文住宅を建てる際は、必ず複数のハウスメーカーを比較しましょう。

あなたが建てたい条件の家の相場を把握して、予算を抑えるためにはハウスメーカーの比較が必須です。

大手のハウスメーカー27社の注文住宅会社と提携している「タウンライフ家づくり」では、カタログや間取りプラン、資金計画、土地提案などを複数のハウスメーカーに一括で依頼できます。

アイダ設計の基本情報

アイダ設計

  • コストダウンプレミアム・ハイブリッド構法による優れた耐震性
  • 外壁タイルならではの外観美
  • フランチャイズ型ハウスメーカーのトップブランド
創業年数40年
坪単価30〜60万円
工法木造
販売戸数3,302戸
アフターサポート初期保証:10年間
延長保証:35年間
対応地域

茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、宮城県、福島県、新潟県、長野県、山梨県、静岡県、愛知県、三重県、岐阜県、京都府、大阪府、福岡県、佐賀県、熊本県、鹿児島県、沖縄県

公式サイトhttps://www.aidagroup.co.jp/

アイダ設計ってどんな会社?

アイダ設計の社名を聞くと「安い!」というイメージをお持ちの方も多いでしょう。

数年前までは「888万円で家が建つ!」という、安さをウリにしたテレビCMが多く放送されていました。しかし最近では、断熱性能や自由設計を前面に押し出したCMに変化してきています。

ローコスト住宅ですが、テレビCMを大々的に打ち出しているハウスメーカーのため、知名度はかなり高いでしょう。

アイダ設計は北は宮城県、南は沖縄県まで幅広く展開している会社です。

注文住宅の他に、分譲住宅の施工や賃貸住宅の施工・経営管理、不動産の買取なども行っています。

また、2019年には高性能の商品「BRAVO ZNEXT(ブラーボ・ゼネクト)」が、ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エナジーの特別優秀賞を受賞しています。

アイダ設計の住宅性能が高く評価されていることがわかりますね。

アイダ設計の悪い口コミ・評判

アイダ設計の悪い口コミや評判を紹介します。

  • 細かな施工まで気にする場合は不向き
  • 高級感のあるデザインの建物を建てることは難しい

細かな施工まで気にする場合は不向き

マイホームを建てるときに、使っている部材や細かな施工まで気にする方には不向きでしょう。

なぜなら、価格を抑えるために安い部材を使ったり、施工方法をシンプルにしている面があるからです。

建てた人の口コミなどを見ると、施工面での不満が多くあるように感じます。

大きな施工ミスは指摘して対応してもらう必要がありますが、細かい部分まで挙げているとキリがありません。

あまり、細かい部分まで気にしない方なら、満足の行く建物を建てることができるでしょう。

高級感のあるデザインの建物を建てることは難しい

アイダ設計では注文住宅でも、高級感のあるデザインを建てることはおすすめしません。

なぜなら、内外装の仕様はあまり高くないため、高級感を目指して建ててもイマイチな仕上がりになることが考えられるからです。

実際に施工例を見てみると、高級感が感じられるような建物はほとんどありませんでした。

内外装に高級感を求める方は、アイダ設計を検討しない方がいいでしょう。

アイダ設計の良い口コミ・評判

アイダ設計の良い口コミや評判について紹介します。

  • 価格を重要視する方にはおすすめ
  • 会社規模や知名度による安心感がある

価格を重要視する方にはおすすめ

アイダ設計はやはり、価格帯の低さが最大の魅力だと感じます。

家以外にお金を使いたいものがある場合や、将来住み替えや引っ越しを考えているなど、なるべく家づくりにお金をかけたくない方におすすめです。

上記のような方は建売住宅や規格型住宅を検討することが多いですよね。しかし、それでは家族が住みやすい家とはかけ離れてしまうことも多いです。

アイダ設計はローコストですが自由設計なので、家族に合わせた家づくりをすることができます。

お金をそれほどかけずに自分達に合った家を建てられる点が魅力的なハウスメーカーです。

会社規模や知名度による安心感がある

アイダ設計は大規模なテレビCMを打ち出しているため、ローコスト住宅の中では知名度の高い企業です。

また、知名度だけでなく会社の規模や歴史もあります。

アイダ設計は資本金が2億円を超えていますので、地域ビルダーや工務店とは一線を画す規模の住宅メーカーです。

創立は1981年で40年の歴史があります。全国各地に営業所がありますので、長い歴史の中でお客様の信頼と実績を獲得してきたことがわかりますね。

大手ハウスメーカーと比べると業績や規模は劣りますが、十分に安心して任せられる規模の住宅会社と言えるでしょう。

アイダ設計の特徴

アイダ設計の特徴を6つ紹介します。

  • ローコストメーカーの中でも低価格で建てられる
  • 自社プレカット工場を持ち、一貫した施工体制でコスト削減
  • 2021年7月から人気商品の標準仕様がグレードアップ
  • 食器洗浄機や浴室乾燥機などが標準仕様
  • 自社で耐震実験を行い震度7クラスの耐震実験をクリア
  • ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エナジーを4年連続受賞

ローコストメーカーの中でも低価格で建てられる

アイダ設計はローコストメーカーの中でも、特に低価格で建てられるハウスメーカーです。とにかく価格にこだわった家づくりをしたいという方にはおすすめでしょう。

また、ローコストメーカーですがキッチンやお風呂などの設備にこだわっていたり、自分の好きな間取りを建てられる注文住宅を扱っています。

詳しい坪単価については後程お伝えしますが、大手ハウスメーカーと比べると1坪当たり数十万円の差がつくことも多いです。

全国各地に営業所があるため、低価格帯のハウスメーカーを探しているなら、はじめに検討してみてもいいでしょう。

自社プレカット工場を持ち、一貫した施工体制でコスト削減

先ほど、アイダ設計は低価格な家が建てられるとお伝えしましたが、どのような部分でコストを削減しているのでしょうか。

主に以下の3つのポイントでコスト削減を図っています。

  • 自社のプレカット工場で木材をカットしている
  • 土地の仕入れからアフターサービスまで自社で一貫して対応している
  • 住宅設備を一括で大量に仕入れる

自社でプレカット工場を持っていたり、土地の仕入れや測量も自社で一貫しているので、外部に依頼する必要がありません。

そのため、外部の企業へ支払う経費をカットすることができます。

また、住宅設備を一括で大量に仕入れることで、仕入れ値を抑えています。

買い手側としては選べる範囲が少なくなりますが、価格を抑えるためには大切な方法です。

アイダ設計は安価な部材に頼るだけでなく、企業努力によってコスト削減を成功させています。

2021年7月から人気商品の標準仕様がグレードアップ

アイダ設計は長い間、ブラーボスタンダードという商品をメイン商品として取り扱ってきました。

木造軸組工法を筋交いで補強し、グラスウールの断熱材を使うというローコストでは良くある仕様です。

しかし、2021年7月から、仕様をガラリと一新した「断熱と耐震の家 BRAVO(ブラーボ)」を新商品として打ち出しています。

以前のブラーボスタンダードのリニューアル商品として発表されています。大きく変化したのは次の2点です。

  • 断熱材をグラスウールから吹付ウレタン断熱へ変更
  • 筋交いでの補強から耐力面材を使った工法へ変更

恐らく、一般的には数十万円から百万円単位での仕様アップではないでしょうか。

ローコストメーカーですが、断熱や耐震についてもよく考えられています。

発売されたばかりの商品ですので、坪単価に関する情報は得られませんでした。

自然災害が多発していること、おうち時間が長くなったことが仕様変更の背景としてあるようです。

食器洗浄機や浴室乾燥機などが標準仕様

アイダ設計では、ローコスト住宅ではオプション仕様になりがちな食器洗浄機や浴室乾燥機が標準仕様です。

オプションでも採用したいと思っている方にとっては、とてもありがたいですよね。

その他にも、玄関には電池錠が標準で採用されていて、車のカギと同じような容量で施解錠ができます。

自分が採用したい仕様は標準なのかをしっかりチェックしてから契約しましょう。

自社で耐震実験を行い震度7クラスの耐震実験をクリア

アイダ設計では、自社で建築した建物を使って耐震実験をしています。

多くの住宅会社では机上のシミュレーションや数値を元に耐震性能を表すことが多いです。なぜなら、耐震実験は多額の費用がかかるからです。

しかし、アイダ設計はお金をかけてでも、自社の建物の耐震性を明らかにしています。ただし、ブラーボコンフォートの商品なので、その点は注意が必要です。

実験は自社の建物に震度7レベルの負荷をかけるという内容です。

建物には外壁や屋根、サッシなども施工されています。

また、ベランダ付きで2階部分が飛び出したオーバーハングの建物のため、実験の信憑性はそれなりに高いと言えるでしょう。

複数回の大きな揺れや余震を想定した地震との記載はありませんでしたし、震度7レベルの揺れを1回実験しただけの可能性もあります。

詳しくは担当者に確認してみてください。

ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エナジーを4年連続受賞

アイダ設計はハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エナジーを4年連続受賞しているという実績があります。

ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エナジーとは、省エネルギーやCO2削減等へ貢献した優れる住宅を表彰する制度です。

受賞している商品は「ブラーボ・ゼネクト」というZEH対応住宅です。2019年には特別優秀賞を受賞しています。

ブラーボ・ゼネクトの特徴は次の4点です。

  • オリジナルの断熱材一体型の断熱材パネルを採用
  • 一種換気を採用してきれいな空気環境と省エネ性を実現
  • らんま付きのドアを採用して空間ごとの空気の循環を促す仕組み
  • 効率のリビングエアコンが標準仕様で1台ついてくる

他の商品とは違い、省エネ性能に特化した住宅です。

断熱材には板状の硬質ウレタンフォームを採用し、構造用パーティクルボードと一体化させています。

硬質ウレタンフォームは断熱性能を高めるだけでなく、高い防湿性能で壁内の結露も防ぎます。

省エネ性能を高めたブラーボ・ゼネストであれば、太陽光を搭載することでZEH住宅にすることも可能です。

アイダ設計のデメリット

アイダ設計のデメリットを4つ紹介します。

  • 商品によっては耐震・断熱性能に対する数値が不明瞭
  • 標準仕様の質が建売に近い
  • 2階トイレやカップボードはオプション
  • 基礎高が低い

商品によっては耐震・断熱性能に対する数値が不明瞭

アイダ設計にはいくつかの商品がありますが、商品によって構造や断熱材の種類が異なります。

そのため、商品によっては耐震・断熱性能の数値が大きく変わるはずです。

しかし、一部商品しか数値の表記がありませんでした。ちなみにホームページ上で確認できたのは、以下の数値です。

ブラーボゼネクト:UA値0.46以下
ブラーボコンフォート:耐震等級3、断熱等性能等級4など

UA値0.46以下は省エネ基準を大幅に満たした数値なので、断熱性能は期待できると言えるでしょう。

耐震等級3や断熱等性能等級4は他のメーカーでも多い仕様なので、特出したメリットではありません。

ただし、これらは上記の商品に限りますので、他の商品では満たしていないということになります。

グレードの低い商品を選ぶときは、耐震・断熱数値を自分で確認してみてください。

標準仕様の質が建売に近い

ローコストメーカーではよくある話ですが、標準仕様の質が建売に近いです。

例えば、トイレがタンク付きのタイプだったり、外壁材のサイディングのつなぎ目にシーリング材が使われているなどです。

サイディングのつなぎ目にシーリング材を使用していると、その部分から劣化が始まります。

建売住宅では、アイダ設計と同じシーリング材を使った外壁の施工方法が一般的です。

一方、最近では費用が少しかかる「シーリングレス工法」を標準仕様としているメーカーもあります。メンテナンス費用を考えて改善しているハウスメーカーが多いからです。

その他にも細かな点を見ると、建売に近いような仕様があるため、他の価格帯のハウスメーカーの標準仕様と見比べてみることをおすすめします。

2階トイレやカップボードはオプション

アイダ設計は標準仕様に含まれる設備の範囲が狭いです。

例えば、2階のトイレやカップボードはオプション扱いになっています。

担当営業によっては、最初から標準仕様扱いにしていることもありますが、その分の費用は見積もりにしっかりと上乗せされています。

提案された見積もりにはどこまでの仕様が入っているのかしっかりと把握しましょう。

アイダ設計よりも少し高いハウスメーカーで、2階トイレやカップボードが標準仕様の場合、総額で見るとアイダ設計よりも安く建てられる可能性もあります。

ぱっと見の総額だけではなく、標準仕様の内容も加味してハウスメーカーを絞り込んでくださいね。

基礎高が低い

施工例やカタログを見ると、アイダ設計の基礎は基礎高が低いように感じられます。

カタログに立ち上がりの幅は15cmとの記載がありますが、基礎高の記載はありません。

実際に建てた方のブログには、基礎高25cmと書いてありました。カタログや施工例を見ると、私はおそらく30cmくらいだろうと感じます。

根拠として、建築基準法では、木造住宅の基礎高は接する地面から30センチ以上にすることとしているからです。

しかし、雨や災害による浸水への懸念などから40~45cmに基礎高を設定するハウスメーカーも多くなっています。

また、第三者機関の保証やフラット35の借入審査では、基礎高40cm以上を求められます。

実際の数値が記載されていないので何とも言えませんが、検討する際は詳しく確認した方がいいでしょう。

アイダ設計に関するよくある質問

アイダ設計に関するよくある質問について回答します。

  • Q1. アイダ設計の坪単価はいくら?
  • Q2. アイダ設計と比較検討すべきハウスメーカーは?
  • Q3.アイダ設計は値引き交渉できる?

気になった質問をチェックしてみてくださいね。

Q1. アイダ設計の坪単価はいくら?

A.アイダ設計の坪単価は30~60万円です。
かなり幅が広いですが、実際には坪単価40万円前後で立てている方が多いようでした。

坪単価50~60万円で建てている方は、ブラーボゼネクトやコンフォート、アイベストなどのハイグレードな商品を選んでいます。

仮に坪単価40万円で建物を建てたときの価格を想定すると、1760万円となります。

さらには45坪近い大きな建物を建てても、2,000万円以下で収まるのは大きなメリットですね。

しかし、この金額はアイダ設計が以前販売していた「ブラーボ・スタンダード」の価格帯です。

2021年から仕様がグレードアップした「グラード」にリニューアルしていますので、坪単価も少し上がっている可能性は十分に考えられます。

Q2. アイダ設計と比較検討すべきハウスメーカーは?

A.アイダ設計と比較すべきハウスメーカーは、タマホームとアイフルホームです。

タマホームはアイダ設計と同じく、注文住宅を建てられるローコストメーカーです。知名度もあるため、会社への安心感も近いものがあるでしょう。

ただし、価格帯が少し上がります。アイダ設計との打合せで「少し予算に余裕があるな」と感じたなら、タマホームを検討してみてもいいでしょう。

アイフルホームは比較的アイダ設計と近い価格帯のハウスメーカーです。

ネットで注文できる商品もあり、700万円で住宅を建てることもできます。

とにかく費用を抑えたいという方は、アイダ設計に加えてアイフルホームも検討してみてください。

Q3.アイダ設計は値引き交渉できる?

A. アイダ設計の値引きについては、あまり期待できないようです。

そもそもかなり低めの価格設定をしているため、さらに値引きをするのは難しいでしょう。

アイダ設計の口コミ・評判まとめ

アイダ設計の良い口コミと悪い口コミ、特徴などについてご紹介しました。

アイダ設計はローコストハウスメーカーでありながら、省エネ性や耐震性などの性能の高さも両立させているハウスメーカーです。

ローコストハウスメーカーを検討されている方は、ぜひ候補に入れてみてくださいね。

まずは、アイダ設計を含めた複数社のカタログを手に入れてから検討を進めるようにしましょう。

アイダ設計の会社情報

会社名株式会社アイダ設計
本社住所埼玉県さいたま市大宮区桜木町2丁目286番地
設立年月日1981年1月6日
代表者名代表取締役社長 會田貞光
資本金2億1,632万円
従業員数1,038人
電話番号
事業内容不動産業・建設業・建築設計・土地造成・プレカット加工・損害保険代理業・他
拠点全国90ヶ所
公式サイトhttps://www.aidagroup.co.jp/
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