BESSの口コミ・評判|住宅の専門家がデメリットや特徴を分かりやすく解説

  • twitter
  • facebook
  • hatebu-bookmark
  • line

「BESSの評判は大丈夫?」
「BESSの悪い口コミと良い口コミが知りたい」

など、BESSの口コミにはどんな傾向があるのか気になっている方も多いですよね。

この記事では、BESSで注文住宅を建てた人の良い口コミ・悪い口コミなどの評判をご紹介。

BESSのよくある質問も解説しているので、気になっていた方はぜひチェックしてみてください。

注文住宅を建てる際は、必ず複数のハウスメーカーを比較しましょう。

あなたが建てたい条件の家の相場を把握して、予算を抑えるためにはハウスメーカーの比較が必須です。

大手のハウスメーカー27社の注文住宅会社と提携している「タウンライフ家づくり」では、カタログや間取りプラン、資金計画、土地提案などを複数のハウスメーカーに一括で依頼できます。

BESSの基本情報

BESS

  • 断熱性能には現れない木の暖かさを味わえる、本格派ログハウス
  • ログハウスながら耐震等級3まで設計可能な構造を使用
  • 「BESSの家」に住む人同士が参加するコミュニティに参加できる
創業年数36年
坪単価60〜85万円
工法丸太組工法、木造
販売戸数累計2万戸(2020年時点)
アフターサポート初期保証:10年間
延長保証:60年間
対応地域

北海道、秋田、岩手、宮城、福島、長野、新潟、石川、栃木、茨城、千葉、群馬、埼玉、東京、神奈川、岐阜、静岡、愛知、三重、滋賀、兵庫、京都、岡山、広島、香川、福岡、熊本、宮崎

公式サイトhttps://www.bess.jp

BESSってどんな会社?

BESSは株式会社アールシーコアが運営する、住宅ブランドです。

ログハウスをメインに全国展開している、珍しい住宅会社です。

全国に41箇所、「LOGWAY」と呼ばれる展示場を展開しており、ログハウスを体感できる場として提供しています。

2020年には累計2万棟の販売を達成し、ログハウス界では日本トップの販売実績となります。

「住むより楽しむBESSの家」をコンセプトに、住み始めたあとの楽しみ方も重要視している点が特徴です。

そのため、ユーザーイベントや専用の掲示板などBESSオーナー向けのコンテンツを豊富に用視しています。

BESSの悪い口コミ・評判・デメリット|後悔しないために知っておくべきことは?

BESSの悪い口コミ・評判・デメリットを紹介します。

後悔しないためにも、ネガティブな情報もしっかりと頭に入れておくことをおすすめします。

  • 本格派ログハウスすぎてかなり手間が掛かる
  • 夏は熱気が天井面に溜まり最上階が暑くなりやすい
  • 外壁のメンテナンスなど自ら手を動かす手間が多い
  • 標準仕様に間仕切りが少なく、必要な場合はオプションで割高になる
  • 土地に合わせた間取り変更が難しく、土地を上手く使えない可能性がある

本格派ログハウスすぎてかなり手間が掛かる

BESSの家は本格的なログハウスで、外壁材の手入れなどその他の住宅に比べると、とても手間が掛かります。

「手間や工夫を面白がる感性」と会社紹介にあるように、あえて手間が掛かる部分を残しているので、最後までその手間に付き合っていく覚悟が必要です。

特に外壁の塗り直しは大きな手間です。

初回は2~3年目に実施、その後は5~10年間隔を目安に塗り直しが必要となります。

しかし、手間は掛かりますが、適切にメンテナンスされた木材は100年以上持つと言われており、手間の分だけ長く使うことができます。

夏は熱気が天井面に溜まり最上階が暑くなりやすい

BESSの家は大型の吹き抜けと、間仕切りの少ない間取りが特徴です。

その結果、各部屋が細かく建具に仕切られている住宅に比べて、各居室に熱が届きやすく、暖められた熱は最上階の居室で溜まってしまいます。

ネットでも「2階の暑さ」に関して、多くの口コミが寄せられています。

一方で、「2階のエアコンを先に付けることで家全体を涼しくしている」など、逆に吹き抜けを活かした適切な対策を行っている口コミもありました。

冷たい空気は、暖かい空気に比べて重いので、2階を先に冷やすことでその冷気が吹き抜けを通って1階へ降りていくのです。

このように、夏の暑さ対策にはエアコンの活用が必須となりますので、ある程度の電気代は覚悟が必要となります。

外壁のメンテナンスなど自ら手を動かす手間が多い

BESSの家はログハウスという特性上、必ず木にまつわるメンテナンスが必要となります。

その中でも頻度が高く、自分で行う必要があるのが、木材への塗装です。

木材は適切にメンテナンスを行わないと、腐朽菌という木を腐らせる菌が活動し、家の性能を維持できなくなります。

そのため、BESSのログハウスでは防腐剤を含んだ塗料での塗り直しが必要となります。

間隔については、初回は2~3年目に実施、その後は5~10年間隔で必要です。

その他にも暖炉を入れている家は、暖炉のメンテナンスも年に1回、屋根に登って行う必要があります。

もちろん、業者に頼むことも可能ですが、費用が掛かるため、ご自身でやられる方が多いようです。

ログハウスに住む場合には、こういった手間の面も楽しめることが大事でしょう。

標準仕様に間仕切りが少なく、必要な場合はオプションで割高になる

一般的な家に比べて、BESSの家は間仕切りの少ない間取り設計になっています。

部屋や収納を増やす場合はオプションになりますので、一般的な自由設計よりも割高になる場合もあります。

仕切りの少ない間取り設計の理由として、開放的な空間にすることで、空間を様々な目的で使えるようにしています。

「物が外から見えないように収納を増やしたい」「家族構成の関係で個室を多く持ちたい」という方には向いていない仕様でしょう。

土地に合わせた間取り変更が難しく、土地を上手く使えない可能性がある

BESSの住宅は基本的に規格住宅で、土地に合わせた間取りの変更はできません。

規格のパターンもそれほど多くないため、土地に合わた規格を選ぶというのも難しいです。

もし、建設地が四角形でない土地や、極端に間口の狭い長方形であった場合、土地が変に余ってしまったり、最悪建築ができなかったり、ということもあります。

BESSでの建築をご検討の方で、土地探しがまだの方は、土地の形状に気をつけて土地探しをしましょう。

BESSの中では、小型な「WONDER DEVICE フランク7」の場合で8m程度の間口がある、35~40坪弱の広さの土地が必要となります。

BESSの良い口コミ・評判

  • 住んだあとも自ら手を動かして、家づくりをしたい方にはピッタリの住宅会社

住んだあとも自ら手を動かして、家づくりをしたい方にはピッタリの住宅会社

BESSの住宅の良さは、住みながらDIYしていくことで、徐々に完成させていくところにあります。

「家づくりに自分も参加したい」「子供とDIYして楽しみたい」という方には、ピッタリの住宅です。

よく住宅の満足度は、建てた瞬間から落ちていくと言われています。

それは建てた瞬間が一番きれいで、そのあとにはただ劣化していくだけだからです。

しかしBESSの家は、家づくりの余白が残されている分、住み続けながら満足度を上げていける数少ない住宅と言えるでしょう。

BESSの5つの特徴

BESSの特徴について5つご紹介していきたいと思います。

  • 唯一無二のデザインで他と被りづらい
  • 断熱性能には現れない木の暖かさを味わえる、本格派ログハウス
  • 内装にDIY用の余白が残されており、家づくりに自ら参加できる
  • ログハウスながら耐震等級3まで設計可能な構造を使用
  • 「BESSの家」に住む人同士が参加するコミュニティに参加できる

唯一無二のデザインで他と被りづらい

BESSの家のデザインはログハウスということもあり、他の住宅会社と被りづらいデザインとなっています。

また、BESSでは自社デザインのオリジナリティも非常に大事にしています。

以前にはBESSの家のデザインを模倣した会社相手に裁判を起こすということもありました。

人と被るデザインは嫌だ!という方にはオススメの住宅会社です。

最近では準耐火性能認定をログハウスで取得できたため、住宅が並ぶ市街地でも建てられるようになりました。

他の家と比較される機会が増えるため、よりデザインのオリジナリティが重要になったと言えるでしょう。

断熱性能には現れない木の暖かさを味わえる、本格派ログハウス

断熱性能(外皮計算)は木材の性能を正しく評価していない為、現行の基準だとログハウスの断熱性能は低く出てしまいがちです。

しかし、BESSの家は木材がもつ高い蓄熱性や調湿性によって、数字に現れる断熱性能以上の暖かさを味わうことができます。

日本の住宅の断熱性能はUa値で表される「外皮計算」というものだけが公に認められています。

しかし、この外皮計算では「木」という材料の断熱性はあまり評価されていません。

なぜかというと、この外皮計算は「熱伝導率」しか評価していないからです。

木材には一般的に断熱材で使われるグラスウールの、約70倍の蓄熱量があり、室内の暖かさを家に留めてくれますが、その蓄熱量は外皮計算の評価に含まれていません。

結果的に、壁が木材でだけでできている丸太組のログハウスは、その性能に比べて、断熱性能の値が高くなりづらいのです。

木材の持つ調湿性・蓄熱性は、室内を適切な湿度に保つとともに、室内の熱を木材の中に留め、暖かい空間を作ります。

BESSの作るログハウスは断熱性能をHPやカタログなどで公表はしていませんが、こういった木の暖かさを体感できる家づくりになっています。

内装にDIY用の余白が残されており、家づくりに自ら参加できる

自分なりのDIYを加えて行くことで家を完成させていくというのが、BESSのコンセプトです。

そのため、過度な収納や設備が用意されておらず、自分で作っていくことになります。

軽いもので言うと、建築の際に余った端材などで作る棚等を作る方が多いです。

一方で、本格的なものでは、ロッククライミングやウッドデッキまで作るオーナーの方もいます。

BESSの良いところは、そういったDIYの方法やアイデアを聞ける仕組みが整っているところです。

オーナー向けにDIY情報などを集めた掲示板が提供されているので、それを参考に検討することもできます。

また、定期的に開催されるイベントで、BESSオーナーが「LOGWAYコーチャー」として実際に行ったアイデアを教えてくれる場があります。

住む前からBESSオーナーの生の声が聞けるのと、住宅会社には聞きづらいことを思い切って聞けることもメリットです。

ログハウスながら耐震等級3まで設計可能な構造を使用

実はログハウスは構造面での性能もしっかりしており、耐震設計も可能です。

実際に、BESSのログハウスでも耐震等級3の設計が可能です。

ログハウスが耐震に強い理由は主に2つあると言われています。

1つ目は太い丸太を大量に使っており、家自体が重く重心が低いので、揺れずらい仕様になっています。

2つ目は横に積まれた丸太が揺れることで、丸太同士の摩擦抵抗が生まれて、地震の横揺れを吸収することです。

一般的な木造在来住宅とは地震に対応する仕組みが違いますが、ログハウスも実験を通して、耐震性を証明しており、国の基準に定めた耐震性能を取ることができるのです。

「BESSの家」に住む人同士が参加するコミュニティに参加できる

BESSでは住宅購入後に、BESSユーザー向けポータルサイトに参加できるようになります。

ポータルサイトではユーザーの投稿も活発なので、SNSのような使い方ができる点も特徴です。

住宅会社のユーザー同士が、こうした住宅会社が用意した場で繋がることはめずらしいですが、BESSでは「住んだあとの楽しみ」を重要視しているので、ポータルサイトでの情報交換が役立ちます。

サイト内の主なコンテンツは以下の2つです。

・暮らしの掲示板:暮らしの様々なテーマに関する情報交換をする場。DIY情報や家での過ごし方の提案などの情報がたまっています。

・マイページ・ユーザーリスト:自分自身の自己紹介や他の人の登録情報を見ることができます。気になった方にはポータル上でコンタクトを取ることも可能です。

いずれも、他の住宅会社ではほとんど提供していないコンテンツなので、BESSの家の一部として重要な検討要素でしょう。

BESSに関するよくある質問

BESSに関するよくある質問を5つまとめて解説しています。

  • Q1. BESSの坪単価・価格はいくら?
  • Q2. BESSと比較検討すべきハウスメーカーは?
  • Q3. BESSの保証とアフターサポートは?
  • Q4.BESSは値引き交渉できる?

気になった質問からチェックしてみてくださいね。

Q1. BESSの坪単価・価格はいくら?

A. BESSの坪単価は60万円~84万円が相場です。

シリーズ名坪単価
ワンダーデバイス フランク7

約60万円/坪

ワンダーデバイス ファントム7約60万円/坪
GLOG(ジーログ) セッカ約75万円/坪

カントリーログ カラマス

約70万円/坪
倭様「程々の家」 八風約84万円/坪

※地域標準仕様:地域Eの場合

住宅価格の総額は広さによって変わりますが、30~35坪程度でおおむね2,000万円台~2,000万円台後半がボリュームゾーンとなります。

ミドルクラス~ハイクラスのハウスメーカーと同価格帯の坪単価となり、全体の平均よりも高い価格帯です。

単純な機能の比較でいえば他の住宅会社に比べて、割高な価格と言えるでしょう。

BESSの価格の評価は、BESSにしかできない住み始めたあとの楽しさも含めて、評価できるかが重要と言えます。

Q2. BESSと比較検討すべきハウスメーカーは?

A. BESSと比較する際のおすすめめは、BinO(ビーノ)です

BinO(ビーノ)は、建築資材の卸売業を営む「株式会社イビケン」が企画・運営する住宅ブランドです。

BESSの家と同じく、土間リビング・撒きストーブ・ウッドデッキへ繋がる大開口など、アウトドアなコンセプトを持った住宅となります。

BESSほどではありませんが、BinOでも住んだあとのライフスタイル提案をしており、「自遊」にくらすをコンセプトに、住み始めたあとにも手を加えられる家づくりをしています。

価格帯としてはBESSよりも総額が抑えられるので、BESSでは予算が合わなかった方にとって、良い比較対象となるでしょう。

Q3. BESSの保証とアフターサポートは?

A. BESSでは家を長期に守っていくための、下記の保証とアフターサポートを実施しています。

保証に関しては、10年ごとにメンテナンスを受けることで、その後10年間の躯体・防水の延長保証を受けることができます。

これは最大60年間、保証の延長が可能です。

また、10年ごとに来るメンテナンス費用を準備できるように、BESSが積立制度を用意しており、毎月無理なく貯めていくことでメンテナンスの際の負担を平準化しています。

こうした、アフターサポートとそれに合わせた保証が受けられる点は、BESSのアフターサポート・保証の大きな優位点でしょう。

また、設備にも5年の長期保証を付けている点が特長です。

通常、水まわりなどの設備は、メーカー保証の1~2年間しか保証されませんが、BESSはそれを5年目まで延長して保証してくれます。

Q4. BESSは値引き交渉できる?

A.BESSでは値引きは一切しないようです。

代わりに住宅購入の際に、アイテム購入やオプション施工費の値引きに使える、BESSポイントが付与されます。

住宅仕様によって変わりますが、おおむね40万円相当のポイントが付与されるようです。

BESSの口コミ・評判まとめ

BESSの口コミ・評判や特徴について解説しました。

BESSでは非常にユニークなログハウスを建てることができます。

「ログハウスも良いかも!」と家づくり中に思ったら、ぜひ候補に入れてみてくださいね。

まずは、BESSを含めた複数社のカタログを手に入れてから検討を進めるようにしましょう。

BESSの会社情報

会社名株式会社 アールシーコア(R.C.CORE CO., LTD.)
本社住所〒150-0045
東京都渋谷区神泉町22-2 神泉風來ビル
設立年月日1985年(昭和60年)8月
代表者名代表取締役社長 二木 浩三
資本金6億6,076万円 (2019年9月30日現在)
従業員数269名(連結) 167名(単体)(2019年9月30日現在)
電話番号03-5790-6500
事業内容自然派個性住宅の企画~製造・輸入~販売 分譲住宅・宅地の販売 別荘タイムシェアの販売及び運営管理
拠点LOGWAY BESSスクエア 東京都目黒区青葉台 1-4-5
公式サイトhttps://www.bess.jp/
  • twitter
  • facebook
  • hatebu-bookmark
  • line

コラムカテゴリ