秀光ビルドの口コミ・評判|住宅の専門家が特徴からデメリットを徹底解説

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「秀光ビルドの評判は悪い?良い?」
「秀光ビルドで家を建てた人の口コミが知りたい」

など実際に秀光ビルドで家を建てた人がどう感じているのか気になりますよね。

この記事では、

  • 秀光ビルドの悪い口コミと良い口コミ
  • 秀光ビルドの特徴やよくある質問

など、秀光ビルドについて気になる情報を詳しくまとめて解説しています。ハウスメーカーの比較検討をする際に役立つので最後までチェックしてみてください。

注文住宅を建てる際は、必ず複数のハウスメーカーを比較しましょう。

あなたが建てたい条件の家の相場を把握して、予算を抑えるためにはハウスメーカーの比較が必須です。

大手のハウスメーカー27社の注文住宅会社と提携している「タウンライフ家づくり」では、カタログや間取りプラン、資金計画、土地提案などを複数のハウスメーカーに一括で依頼できます。

秀光ビルドの基本情報

秀光ビルド

  • 金額の見通しが立てやすいコミコミ価格表示
  • ローコストと侮れない気密・断熱性能
  • 耐震等級3・制震システムなど地震への備えが万全
創業年数30年
坪単価33〜60万円
工法木造
販売戸数
アフターサポート初期保証:10年間
延長保証:30年間
対応地域

石川県・福井県・富山県・滋賀県・奈良県・大阪府・京都府・ 兵庫県・愛知県・岐阜県・宮城県が中心

公式サイトhttps://shukobuild.com/

秀光ビルドってどんな会社?

秀光ビルドは1991年に石川県加賀市で創業された住宅会社です。

「フルサポートコミコミ価格」をキャッチフレーズに明瞭で低価格な価格設定を行うローコストビルダーになります。

北は宮城県から南は四国までカバーする全国規模の会社です。

制震ダンパーや高い断熱性能など、ローコストビルダーながら住宅性能にも力を入れています。

秀光ビルドの悪い口コミ・評判・デメリット

秀光ビルドの悪い口コミ・評判・デメリットをご紹介します。

  • 各地で急拡大中の為、施工業者の習熟度に不安が残る
  • 短工期で低価格を実現しているため、家づくりをじっくりと楽しみたい方には不向き
  • 現場の施工業者との打合せがほとんどできない
  • 外張り断熱や4寸柱に対応していない為、「超」高断熱住宅は建てられない
  • 全国展開しておらず、地域によっては知名度が低い

各地で急拡大中の為、施工業者の習熟度に不安が残る

秀光ビルドは現在も急拡大中の住宅会社のため、施工業者を常に追加しています。

その結果、秀光ビルドの住宅に慣れた施工業者が少なく、習熟度が低い傾向にあります。

この内容は、建築業界に8年以上携わり、多くの会社を見てきた私の経験を通して感じることです。

住宅は「技術さえあれば誰でも作れる」というものではありません。住宅会社毎に仕様の特徴があり、仕事の進め方もまちまちです

新しい業者の方は、その会社に慣れるまでに時間が掛かり、施工精度が落ちることが多いです。

例えば、現場監督との意思疎通が上手くいかず、誤った仕様で施工を進めてしまうという事例もあります。 

現在は最新の現場管理システムを入れる等、対策も進んでいますが、建て主側からもしっかりとチェックする姿勢が必要でしょう。

短工期で低価格を実現しているため、家づくりをじっくりと楽しみたい方には不向き

秀光ビルドの低価格の理由は徹底した省人化と短納期です。

高性能な住宅が圧倒的な低価格で実現できるのは、このような企業努力の結果です。

住宅の内装を相談できるインテリアコーディネーターはついておらず、内装デザインは担当の営業と建て主自身で決めていくことになります。

工期に関して、一般的な木造住宅は4~6ヶ月程度の期間がありますが、秀光ビルドでは3~4ヶ月を施工期間としています。

家づくり以外にも忙しく、あまり家に時間を掛けられない建て主の方は、とんとん拍子に進んでいくので最適な会社かもしれません。

しかし、住宅会社とよく相談しながらじっくり家づくりを楽しみたい方には不向きでしょう。

現場の施工業者との打合せがほとんどできない

秀光ビルドでは現場の施工業者と打合せをしながら、都度都度の追加工事をしていくのは難しいです。

秀光ビルドの工期は他の住宅会社よりも短く、施工業者の方々も、工期に間に合わせる為に効率よく施工をしていく必要があります。

特に秀光ビルドの施工業者はすべて社外の協力業者の為、工期の順守は絶対です。

そのため、現場で作業を止めて打合せを行うことは難しいです。

家づくりの楽しみ方として、「現場の大工さんと会話しながら追加工事をしていく」といったことを期待する方もいるかもしれません。

しかし、そういった現場で打合せをしながらの追加工事は秀光ビルドでは難しいです。

もし建築途中に新しい希望が出たらまずは現場監督へ相談し、工期と予算の内容を確認したうえで有料での追加工事を依頼しましょう。

外張り断熱や4寸柱に対応していない為、「超」高断熱住宅は建てられない

秀光ビルドは、断熱材を厚く入れるための4寸柱や、柱の外に断熱材を付加する外張り断熱に対応していません。

そのため、超高断熱住宅と呼ばれるレベルの性能を持つ住宅を建てることは難しいでしょう。

秀光ビルドの断熱性能はUa値 0.65~0.6W/m2・K程度が標準となります。

この値でも高断熱住宅の部類に入りますが、世の中にはUa値:0.4W/m2・K以下の超高断熱住宅も近年増えてきました。

秀光ビルドでは外壁面の柱の太さが105mm(3.5寸)なので、それ以上に断熱材を厚くすることができません。

超高断熱住宅では外壁面の柱に120mm(4寸)の柱を使ってより厚く断熱材を入れたり、外壁側に断熱材を施工したりして、断熱性能を上げています。

こういった対応が難しい点が、断熱性能の差となる部分です。

全国展開しておらず、地域によっては知名度が低い

秀光ビルドは石川県での創業の後、着実に販売エリアをひろげています。

しかし、東京近郊の大都市圏への未進出や出店地域での歴史が浅いことから、まだまだ知名度が低い地域が多いです。

建築の際に建てた住宅会社の知名度やブランド力を重要視する方はよく検討したほうが良いでしょう。

秀光ビルドの良い口コミ・評判

ここでは、秀光ビルドの良い口コミや評判をお伝えします。

  • 制震やZEHなど、ローコストビルダーの中では間違いなく性能トップ

制震やZEHなど、ローコストビルダーの中では間違いなく性能トップ

制震システム・断熱性能の面から住宅性能は、ローコストビルダーの中ではトップクラスの性能と言えます。 

最近は他のローコストメーカーも住宅性能に力を入れ始めていますが、より早い段階で取り組み初めていた会社です。

断熱に関しては、発泡ウレタンフォームを採用しています。

通常のグラスウールの断熱ですと大工業者の方が行いますが、発泡ウレタンフォームは断熱専門の業者が施工します。

Ua値:0.6W/m2・K台が標準となりますので、国の省エネ基準であるUa値:0.87W/m2・Kを超える高い断熱性能です。

Ua値は数字が小さいほど断熱性能が高くなります。

シリーズによってはZEH仕様が標準となっており、補助金対応もしています。

また、制震システムの標準化にもローコストビルダーの中ではいち早く取り組んでいて、「SKダンパー」と言われる制震システムは地震の揺れを40%軽減するシステムです。

秀光ビルドの特徴

耐震等級3・制震システムなど地震への備えが万全

秀光ビルドでは耐震等級2(相当)が標準となっていますが追加オプションで、耐震等級3・制震システムが選択出来ます。

耐震等級3は耐震等級のなかで最高ランクの等級となります。

普段の安心感はもちろんですが、地震保険も50%オフになるメリットも大きいです。

秀光ビルドの制震システムは「SKダンパー」という地震の揺れを吸収する部材を柱の間に取り付けます。

1Fのみに取り付けて40%、1F・2Fに取り付けて70%地震の揺れを軽減します。

耐震等級3と制震システムを組み合わせれば家として、地震の備えは万全でしょう。

太陽光やIOTなど必要性に合わせて選べる豊富なオプション

秀光ビルドは、耐震・制震のオプション以外にも選べる豊富なオプションが魅力です。

通常のローコストビルダーは商談時間が長引くため、オプションを多く用意していません。

しかし秀光ビルドでは、建物の基本性能から使い勝手に関わるものまで、幅広くオプションを用意しています。

基本的にどの住宅会社でも、秀光ビルドと同等のオプションは要望次第で選択可能です。

しかし、オプション設定が元々されていないと、その都度業者へ見積もりを取る必要があるため、どうしても見積回答が遅くなってしまいます。

オプション設定があることは見積回答の早さという点でとても重要です。

オプションの一例で、下記のようなものがあります。

・AI+IoT ホームリンクシステム
・太陽光、蓄電池設置
・耐震等級3取得
・ZEPS(ZEH対応住宅)
・省令準耐火構造
・長期優良住宅

特にIOT関連は苦手とする住宅会社も多いため、IOTの希望がある方には秀光ビルドを選ぶ魅力になるでしょう。

金額の見通しが立てやすいコミコミ価格表示

秀光ビルドでは掲載価格の中に、建築に掛かるほとんどの費用が入っており、非常に分かりやすい価格体系です。

住宅価格には、本体価格の他に「付帯工事費用」や「諸経費」が発生します。

一般的な住宅会社では本体価格のみが表示されており、付帯工事費用は伏せられていることが多く、打合せが進んでいく段階ではっきりするものです。

その点、秀光ビルドであれば下記の費用が含まれているので金額の見通しが早く出せます。

・本体工事費用
・仮設工事費用
・標準10年間保証
・屋内給水、外部給排水費用
・確認申請、図面作成費用
・地盤調査、地盤保証費用(地盤改良費用は別途)

地盤改良など建築地によって不要・不必要が分かれてくるものは、別途費用が発生しますので注意が必要です。

ローコストと侮れない気密・断熱性能

秀光ビルドはローコストビルダーでありながら、断熱気密性能に力を入れています。

秀光ビルドの断熱性能はUa値:0.6W/m2・K台が標準となります。

多くのローコストビルダーが目指す、国の省エネ基準Ua値:0.87W/m2・Kを超える高い断熱性能です。

断熱気密性能を発揮するポイントは以下の2つです。

1.吹付発泡ウレタンフォーム断熱材 (全棟標準)

2.断熱サッシSAMOSⅡ-H(サーモスツー)(住宅仕様によってはオプション)

発泡ウレタンフォーム断熱材は現場で薬液を吹き付けると、その場で100倍に発泡して断熱材になります。

発泡ウレタンフォームの特長はその断熱性能はもちろんですが、気密性も高い断熱材です。

一般的に使われる袋に入ったグラスウールとは違い、隙間を埋めるように発泡するので、断熱材が家の隙間を塞いでくれます。

さらに、吹付を使わない床には気密テープを貼ることで気密性能を上げています。

サッシに関してはリクシル製のアルミ樹脂複合サッシSAMOSⅡ-Hです。

断熱性能は従来のペアガラスのアルミ樹脂複合サッシに比べて約40%断熱性能が向上しています。

SAMOSⅡ-Hは高断熱仕様のTシリーズ・Xシリーズにて標準装備。

ベースグレードのSL-J・UL-Jは、SAMOSⅡ-H比べて断熱性能が5%ほど落ちる、SAMOS-Lが標準となります。

Webでの建築進捗履歴システムで安心の現場管理

秀光ビルドで大きく安心感を増すサービスが「建築進捗履歴システム」です。

これは、今まで不透明だった施工の進捗状況を画像として残すとともに、建て主はいつでもその内容をWebで確認できるというシステムです。

「建築現場に頻繁に通うのは大変」「業者の方に迷惑を掛けそう」など、見たいと思ってもなかなか行けないのが建築現場ではないでしょうか?

そういった方に対して、とても利便性の高いシステムになっています。

また、完成後に屋根裏や床下など確認の難しい場所も画像として残しています。

メンテナンスの際の構造確認などに役立つこともメリットです。

このようなシステムは導入費用が高額になります。

全国規模で住宅を建てる秀光ビルドだからこそ、ボリュームメリットが効いて、採用できるシステムだと言えます。

秀光ビルドに関するよくある質問

秀光ビルドに関するよくある質問を解説しています。

  • Q1. 秀光ビルドの坪単価はいくら?
  • Q2. 秀光ビルドと比較検討すべきハウスメーカーは?
  • Q3.秀光ビルドのの保証とアフターサポートは?
  • Q4.秀光ビルドは値引き交渉できる?

気になった質問をチェックしてみてくださいね。

Q1. 秀光ビルドの坪単価はいくら?

A. 秀光ビルドの坪単価は33万円~60万円前後と、坪単価70万円~90万円が相場の大手ハウスメーカーより安い価格になっています。

この価格は、付帯工事や確認申請費用も含めたコミコミ価格となります。

SL-J[規格住宅]:33万円~
100種類のプランバリエーションから選べる規格住宅

UL-J[自由設計]:35万円~
完全自由設計の住宅シリーズ

Tシリーズ[自由設計]:45万円~
完全自由設計+住宅性能5項目で最高ランク取得の高性能住宅シリーズ

Xシリーズ[自由設計]:57万円~
Tシリーズに加え、エネルギー収支ゼロ・蓄電池の災害対策まで含まれたハイエンドモデル

Q2. 秀光ビルドと比較検討すべきハウスメーカーは?

A.LEOHOUSE(レオハウス)との比較することをおすすめします。

LEOHOUSE(レオハウス)は全国規模のローコストビルダーとして、秀光ビルドと同じく有名な会社です。

元々は住宅会社のタマホームと住宅コンサルを行うナックが業務提携して出来ています。

現在はタマホームとの関係は解消しており、ヤマダレオハウスという名前で、家電量販店のヤマダ電機グループとして再スタートをしております。

秀光ビルドとの大きな違いは2×4工法も選べる点です。

ヤマダ電機グループに吸収後、価格帯は少し上がりましたが全国規模の注文型ローコストビルダーとして良い比較対象になるでしょう。

Q3.秀光ビルドのの保証とアフターサポートは?

A.秀光ビルドの保証・アフターサービスは非常に充実しており、特に優れている点が住宅設備の延長保証です。

住宅設備の延長保証を設けている住宅会社は増えましたが、10年目までがほとんどです。

最長40年間というのは秀光ビルドの大きな特長となります。

また、もしもの際に助かる緊急駆けつけサービスも、住宅に付帯する保証としては珍しく、非常にメリットあるアフターサービスです。

アフターサービス

・定期点検:引き渡し後、2年目・10年目

・緊急駆け付けサービス:住宅にトラブルがあった際の応急対応を実施。24時間365日受付

保証

・瑕疵担保責任保険:引き渡し後10年目まで保証

・地盤保証:引き渡し後20年目まで保証

・しろあり保証:引き渡し後10年目まで保証

※瑕疵保証としろあり保証は有償にて30年目まで延長可能

その他保証

・最長40年住宅設備保証サービス:住宅設備の故障を最大40年間保証 IHクッキングヒーターなどの電気製品も対象

Q4.秀光ビルドは値引き交渉できる?

A. 秀光ビルドでは値引きは行わない方針となっています。

すでに標準の住宅価格で限りなく販売価格を抑えた価格設定のため、値引き交渉は受け付けないようです。

秀光ビルドの口コミ・評判まとめ

秀光ビルドの良い口コミと悪い口コミ、特徴などについてご紹介しました。

秀光ビルドは金額の表示がコミコミ価格で分かりやすいハウスメーカーです。

「家づくりにかかる費用がややこしい」と感じる方には、候補に入れてみることをおすすめします。

まずは、秀光ビルドを含めた複数社のカタログを手に入れてから検討を進めるようにしましょう。

秀光ビルドの会社情報

会社名株式会社 秀光ビルド
本社住所石川県加賀市山代温泉29戊54番地
設立年月日平成3年10月8日(1991年)
代表者名代表取締役会長 檜山 国行
資本金7,800万円
従業員数523名
電話番号0761-77-8866
事業内容建築・土木工事・設計施工請負
一般住宅設計施工
拠点全国34店舗
公式サイトhttps://shukobuild.com/
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