土屋ホームの口コミ・評判|住宅の専門家がデメリットや特徴を分かりやすく解説

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「土屋ホームの評判は大丈夫?」
「土屋ホームの悪い口コミと良い口コミが知りたい」

など、土屋ホームの口コミにはどんな傾向があるのか気になっている方も多いですよね。

この記事では、土屋ホームで注文住宅を建てた人の良い口コミ・悪い口コミなどの評判をご紹介。

土屋ホームのよくある質問も解説しているので、気になっていた方はぜひチェックしてみてください。

注文住宅を建てる際は、必ず複数のハウスメーカーを比較しましょう。

あなたが建てたい条件の家の相場を把握して、予算を抑えるためにはハウスメーカーの比較が必須です。

大手のハウスメーカー27社の注文住宅会社と提携している「タウンライフ家づくり」では、カタログや間取りプラン、資金計画、土地提案などを複数のハウスメーカーに一括で依頼できます。

土屋ホームの基本情報

土屋ホーム

  • 【UA値0.24】W断熱、トリプルガラスで業界最高水準の断熱性能を実現
  • 軸組と2×4工法の良いとこ取りをしたBES‐T工法
  • 【C値0.38】自社大工による施工で隙間のない高気密な建物
創業年数52年
坪単価60万円〜75万
工法木造
販売戸数315棟(2018年度)
アフターサポート

初期保証:10年間
延長保証:30年間

対応地域

北海道、青森、岩手、宮城、秋田、山形、福島、栃木、群馬、埼玉、東京、富山、長野

公式サイトhttps://www.tsuchiyahome.jp/

土屋ホームってどんな会社?

土屋ホームは北海道札幌市に本社を置く、土屋ホールディングスのグループ企業です。

北海道を中心に東北と関東甲信越地方に、営業所を展開しています。

日本の最北端の都道府県に本社を置いていることもあり、寒さに耐えられる断熱性の高い住宅が特徴です。

土屋ホールディングスには新築住宅部門である土屋ホームの他に、不動産とリフォームの部門もあります。

2001年に当時の代表取締役がスキー部を創設して葛西選手などを受け入れたため、スキージャンプの選手がイメージキャラクターとして起用されています。

2014年7月には、土屋ホームが「スポーツ功労団体」として文部科学大臣より表彰を受けています。

住宅部門だけでなく、スポーツ部門においても成果を認められている企業です。

土屋ホームの悪い口コミ・評判・デメリット

土屋ホームの悪い口コミ・評判・デメリットを見ていきましょう。

  • 外壁材は性能があまり高くない商品を標準仕様にしている
  • 対応エリアが北海道・東北・関東甲信越地方に限られる
  • シロアリ被害が不安な断熱方法や木材を採用している
  • ホームページやSNSの情報量が少ない

外壁材は性能があまり高くない商品を標準仕様にしている

土屋ホームの外壁材の標準仕様は、あまり高性能ではありません。

KMEWという外壁メーカーの、親水コートがされた厚さ14mmのサイディングが標準仕様になっています。

親水コートとは、雨で汚れが流れやすくするために表面にコーティングがされたものです。

こちらはKMEWのサイディングの中で、ランクが低い方の外壁材です。

中には18mmの厚さや、光触媒を利用して汚れを分解するサイディングもありますからね。

また、土屋ホームでは外壁同士を繋ぐためにコーキング材が使われています。

最近ではメンテナンス費を削減するために、コーキングレスのサイディングを採用するハウスメーカーも多いです。

土屋ホームで外壁にこだわると、かなりグレードアップしなければならず費用がかかるでしょう。

こだわりたい方は事前に、追加費用を確認しておくことをおすすめします。

対応エリアが北海道・東北・関東甲信越地方に限られる

土屋ホームは北海道の企業の為、北日本・東日本に事業所が多くあります。

中でも、北海道内には20を超える事業所や支店があるため、かなり検討しやすいハウスメーカーでしょう。

支店や事業所があるのは以下の都道府県です。

北海道・青森県・秋田県・岩手県・山形県・宮城県・福島県・栃木県・群馬県・東京都・埼玉県・長野県・富山県

関東地方の中でも、茨城県・千葉県・神奈川県には展開していません。

かなりエリアが限られていますので、検討する前に事業所を確認してください。

ちなみに、土屋グループのリフォーム部である「土屋ホームトピア」は、京都・神戸・福岡にも事業展開しています。

将来的には土屋ホームの新築事業も西日本へ展開する可能性があるかもしれませんね。

しかし、現段階では西日本には1つも事業所がないため、建築しようと思っても対応してもらえませんので注意しましょう。

シロアリ被害が不安な断熱方法や木材を採用している

土屋ホームでは基礎断熱を採用しています。

基礎断熱は基礎内に冷気が入り込みにくく、床が冷えにくいという点がメリットです。

一般的には基礎の内側に断熱材を施工しますが、土屋ホームでは基礎の外側に断熱材を施工しています。

外側に施工することで外気を基礎に触れさせないため、断熱性能は上がりますが懸念されるのがシロアリ対策です。

シロアリは木材だけでなく断熱材も好んで食べるため、基礎の外側に断熱材があると不安が残ります。

土屋ホームの地中から薬剤を散布する方法を取っていますが、シロアリは地中からだけの侵入ではありません。

最近では羽のあるシロアリも多く、飛んできて躯体に被害を及ぼす例も増えています。

そのため、シロアリ対策に不安が残ると感じました。

また、建てた方のブログの写真を見ると、柱にはスプルース材が採用されているように見受けられます。スプルース材はシロアリが好む木材です。

全棟での採用かはわかりませんが、こちらも不安材料の1つとなりました。

ただし、土台にはシロアリに強いヒバを採用しているようなので、その点は安心です。

ホームページやSNSの情報量が少ない

土屋ホームは、ホームページやSNSの情報量が少ないように感じられます。

ホームページを見ただけでは、詳しい耐震構造や断熱性能などがわかりにくいです。

また、InstagramやTwitterなどの公式SNSもありますが、施工例の写真などがほとんどありません。

SNSで情報をチェックしたいなら、「#CARDINAL HOUSE」や土屋ホームのエリアごとのInstagramを見てみましょう。

こちらには施工例がたくさん載っています。

ホームページで得られる情報量が少なかったため、ホームページの資料請求をしたところ、たくさんの資料をもらうことができました。

資料を送ってくれる営業所によって内容は異なると思います。

その他にも、営業さんが手作りの資料などを作ってくれ、とても印象の良い対応でした。

土屋ホームの詳しい情報を知りたいなら資料請求をするか、実際に展示場に足を運んで営業マンの説明を受けるといいでしょう。

土屋ホームの良い口コミ・評判

土屋ホームの良い口コミ・評判を見ていきましょう。

  • 北海道レベルの高い断熱性能の家が建つ

北海道レベルの高い断熱性能の家が建つ

土屋ホームは断熱性の高い建物を建てたい方におすすめできるハウスメーカーです。

北海道の寒さに耐えられる家づくりを会社創設当初から目指していたため、標準仕様でも断熱性が非常に高い家を建てることができます。

詳しくは後程お伝えしますが、土屋ホームでは建物の内側と外側を断熱材で挟んだ「ダブル断熱」を採用しています。

また、熱が逃げやすい窓にはトリプルガラスの樹脂サッシを使っているため、熱が逃げにくいです。

実際に建てた方や土屋ホームの家を体感した方の断熱性に対する口コミも多く、評価は非常に高いです。

雪が多く降る地域や寒い地域に住む方は、検討してみてもいいでしょう。

土屋ホームの5つの特徴・メリット

土屋ホームの5つの特徴・メリットを紹介します。

  • 【UA値0.24】W断熱、トリプルガラスで業界最高水準の断熱性能を実現
  • 【C値0.38】自社大工による施工で隙間のない高気密な建物
  • 軸組と2×4工法の良いとこ取りをしたBES‐T工法
  • 基礎周りのパイプ内に薬剤を注入するタームガードを防蟻処理に採用
  • オプションで減災・防災パッケージが採用できる

【UA値0.24】W断熱、トリプルガラスで業界最高水準の断熱性能を実現

土屋ホームは高い断熱性能を持つ建物を建てています。

特徴は建物の内・外両側に断熱材を施工した「W断熱」と、熱を逃がさない「トリプルガラスの樹脂サッシ」を採用している点です。

まず、「W断熱」について紹介します。

土屋ホームの「W断熱」では、内側には高性能グラスウールが敷き詰められ、外側にはSEベストボードという板状のポリエチレンフォームが施工されています。

この2種類の断熱材が熱を逃がさず、高い断熱性能を実現しています。

外側の断熱材と外壁の間には通気層を設けているため、湿気は逃がして結露を防ぐことが可能です。

また、「トリプルガラスの樹脂サッシ」は3枚のガラスを樹脂製のサッシで挟んでいる仕様です。

断熱性能がかなり優秀なハウスメーカーではこのサッシが使われていることが多く、土屋ホームも断熱に力を入れていることがわかります。

その証拠に、土屋ホームはこの2つの断熱工法を採用した家で、UA値0.24という驚異的な数値を叩き出しています。

無料の宿泊体験も行っていますので、断熱性が気になる方は実際に体感してみてくださいね。

【C値0.38】自社大工による施工で隙間のない高気密な建物

土屋ホームは断熱性能だけでなく、気密性能にも力を入れています。

構造材周りの隙間や基礎と土台の間に気密シートを採用し、熱が逃げないような工夫を行っています。

また、気密性を保つためには大工の腕が非常に大切です。なぜなら、職人の腕によって構造材や気密テープがずれてしまい、建物にわずかな隙間ができてしまうからです。

土屋ホームでは自社大工による建物施工を行っています。「土屋アーキテクチャカレッジ」という技能職の訓練学校も運営しており、若くて腕のある職人をたくさん輩出しています。

土屋ホームの建物を知り尽くしている自社大工が、細かい点まで気を配って施工することにより、高い気密性が保たれているのです。

気密性を表すC値は0.38という非常に高い数値が出ています。45坪の家で考えると、家全体の隙間はたった名刺1枚分くらいしかありません。

軸組と2×4工法の良いとこ取りをしたBES‐T工法

土屋ホームでは木造軸組工法で柱・梁を金物で接合し、外側を2×4で使うような「ベストEボード」という面材で囲む工法を採用しています。

面材で囲むことによって地震の揺れを建物全体で受けることが可能です。

軸組工法のデメリットと言われる柱の接合部への負担を減らすことができます。

また、柱・梁で組んだ枠の中には、アルミニウム性の制震装置「ベストクロス」を施工しています。こちらは標準仕様の装備です。

制震装置の中心部が揺れに合わせて変形し、振動を吸収して建物への負荷を軽減する役割を果たします。

BES‐T工法では間取りによっては耐震等級3を確保できる、高い耐震性能を持っています。

軸組工法+面材を施工するハウスメーカーは多いため、特出した特徴とは言えません。

ただし、制震装置を標準で採用できるハウスメーカーは限られるため、その点は魅力的でしょう。

基礎周りのパイプ内に薬剤を注入するタームガードを防蟻処理に採用

先ほどデメリットとしてシロアリ被害への不安をお伝えしました。その対策として、土屋ホームでは特殊な防蟻処理を行っています。

土屋ホームの防蟻処理は「タームガード」というもので、地中にパイプを埋め込み、その中に防蟻用の薬剤を注入しています。

パイプから地中に薬剤を散布させ、シロアリが建物に近づかないようにするという仕組みです。

メリットはメンテナンス面で、地表面にある薬剤の注入口から5年に1度注入口から薬剤を入れるだけで完了します。

もちろん費用はかかりますが、簡単にメンテナンスが完了するのは施主にとってもハウスメーカーにとってもメリットです。

また、土屋ホームは基礎断熱のため、基礎内も機械を使って換気をしています。

一般的な土台に薬剤を塗る防蟻処理だと、基礎内を換気するときに薬剤が揮散して室内まで空気が回ることとがあります。

しかし、タームガードでは薬剤が基礎内に入ることがないため、そのような心配もありません。室内で過ごす人にも安心な防蟻処理です。

オプションで減災・防災パッケージが採用できる

土屋ホームでは、災害に備えた設備をオプションで選択することができます。

具体的には以下の4つの設備です。

①逆流弁
水害時に下水道の逆流を防止するために、排水管に逆流を防止する部材を採用しています。

②ポータブルバッテリーシステム+ソーラーパネル
持ち運びができる、大容量バッテリーと太陽光パネルのセットです。
停電時にパネルを太陽光の下に置いておけば、バッテリーが溜まります。
スマホ充電なら40~60回、テレビや冷蔵庫は4~5時間使えるほどの大容量です。

③ポリタンク型非常用浄水器
断水時に使える非常用浄水器です。
古いペットボトルの水や風呂水などを、こちらの浄水器に通すと有害物質を除去し、飲料水として使うことができます。

④ハンディホーム保安等
停電時に自動で点灯する保安灯です。
普段は明暗センサーがついた足元灯として使えますが、非常時にはコンセントから取り外して携帯伝統として使用できます。

土屋ホームでは建物を守るだけでなく、災害時の家族を守るための家づくりをしていることがわかります。

土屋ホームに関するよくある質問

土屋ホームに関するよくある質問を4つまとめて解説しています。

  • Q1. 土屋ホームの坪単価・価格はいくら?
  • Q2. 土屋ホームと比較検討すべきハウスメーカーは?
  • Q3. 土屋ホームの保証とアフターサポートは?
  • Q4.土屋ホームは値引き交渉できる?

気になった質問からチェックしてみてくださいね。

Q1. 土屋ホームの坪単価・価格はいくら?

A. 土屋ホームの主力商品である注文住宅の「CARDINAL HOUSE」は、60~75万円の坪単価です。

決して安いハウスメーカーではなく、大手ハウスメーカーにも手が届くような金額ですね。

カップボードや食洗機はオプションなので、オプションをたくさんつけると坪単価がかなりアップしそうです。

坪数にもよりますが、建物予算が2,500万円~3,000万円近くある方におすすめのハウスメーカーですね。

Q2. 土屋ホームと比較検討すべきハウスメーカーは?

A. 土屋ホームと比較する際のおすすめは、一条工務店と日本ハウスHDです。

木造で断熱・気密性能に力を入れているハウスメーカーで、土屋ホームと同様のダブル断熱を採用しています。

各社が発表しているUA値を比較しましょう。数値が低いほど断熱性能が高いです。

土屋ホーム0.24W/㎡・K(CARDINAL HOUSEのみ)
一条工務店0.25W/㎡・K(i-smartのみ)
日本ハウスHD0.25W/㎡・K(館・極のみ)

北海道の省エネ基準は0.46以下なので、3社ともかなり高い断熱性能です。

ハウスメーカーの中でトップを争うメーカーでしょう。

価格帯も近いため、断熱・気密性能にこだわりたい方は検討してみてください。

Q3. 土屋ホームの保証とアフターサポートは?

A. 土屋ホームは構造上主要な部分と雨水の侵入を防止する部分に関する保証は初期保証が10年ついています。

その後、5万円+税を支払うことで5年延長され、最大で30年目まで保証が延長されます。

点検により保証できる状態が確認できた上での保証なので、年数ごとに有償メンテナンスをしなければいけない訳ではありません。

この点は、他のハウスメーカーではあまり見ない保証延長の形です。

もちろん点検で補修が必要な箇所が見つかった場合は、補修後に保証延長となります。

防蟻処理に関しては、タームガードへの謀議罪注入と保証が10年間分ついています。

また、エコキュートや食器洗い機などの一部の設備に関しては、10年保証がついています。

これらの設備は故障の確率が比較的高いため、長期保証がついているのは安心ですね。

続いて、アフターサポートについてです。

無料の定期点検は、半年・1年・2年・5年・10年のタイミングで行ってくれます。

保証延長をした場合は15年・20年・25年にも点検がありますが、こちらは費用がかかるようです。

その後は、施主からの依頼を受けて随時対応してくれます。点検も定期的に行ってくれるため、建てた後も安心の内容でしょう。

土屋ホームは経年劣化の少なさを特徴としていて、30年以上安全・快適に過ごせる高い性能を持つ建物を提供しています。

そのため、30年という長い保証期間を設けることができるのです。

Q4. 土屋ホームは値引き交渉できる?

A.土屋ホームで検討した方の口コミを見ると、値引きはしてもらえなかったという意見が多く見られました。

値引きはできない代わりに、設備のグレードアップやサービスをしてもらったという方もいるようです。

他のハウスメーカーと相見積もりをとって、値引き交渉をしてみる価値はあるでしょう。

土屋ホームの口コミ・評判まとめ

土屋ホームの口コミ・評判や特徴について解説しました。

土屋ホームが少しでも気になっている方は、間取りプランの提案や資金計画を無料でできる「タウンライフ」でカタログを請求してみましょう

土屋ホームの会社情報

会社名株式会社土屋ホーム
本社住所〒060-0809
北海道札幌市北区北9条西3丁目7番地 土屋ホーム札幌北九条ビル
設立年月日2017年10月13日
代表者名代表取締役社長 山川浩司
資本金1億円
従業員数543名(2021年10月31日現在)
電話番号Tel:011-717-3333
事業内容注文住宅の設計施工、アパート・マンション・ビルの建築、土地建物の不動産流通、インテリア・エクステリアの設計施工
拠点
公式サイトhttps://www.tsuchiyahome.jp/
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