「サンヨーホームズの評判は大丈夫?」
「サンヨーホームズの悪い口コミが知りたい」
など、サンヨーホームズの口コミにはどんな傾向があるのか気になっている方も多いですよね。
この記事では、大手ハウスメーカーでの勤務経験がある筆者が、住宅のプロの視点でサンヨーホームズの良い口コミ・悪い口コミなどの評判を徹底解剖。
サンヨーホームズの注文住宅のデメリットや特徴についても詳しく分かりやすく解説しているので、気になっていた方はぜひチェックしてみてください。
注文住宅を建てる際は、必ず複数のハウスメーカーを比較しましょう。
あなたが建てたい条件の家の相場を把握して、予算を抑えるためにはハウスメーカーの比較が必須です。
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目次
サンヨーホームズの基本情報
- 坪単価65万円前後と、鉄骨系大手の坪単価約70万円~に比べて割安
- 全館空調など大手に準ずる基本性能を有する
- 標準でZEH住宅
- キッズデザイン受賞という子育て世代向けの間取りに強み
創業年数 | 52年 |
---|---|
坪単価 | 50~70万 |
工法 | 鉄骨造 |
販売戸数 | – |
アフターサポート | 初期保証:5年間 延長保証:30年間 |
対応地域 | – |
公式サイト | https://www.sanyohomes.co.jp/ |
サンヨーホームズってどんな会社?
サンヨーホームズは、軽量鉄骨のプレハブ住宅を手掛ける中堅ハウスメーカーです。戸建住宅事業、マンション事業、リフォーム事業と幅広く手掛けており、ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エナジーをはじめ、数々の賞を受賞。売上高約535億円(2021年)を誇り、業界内では大手ハウスメーカーであるトヨタホームに迫る位置付けになっています。サンヨーホームズの概要は以下の通りです。
- 坪単価65万円前後と、鉄骨系大手の坪単価約70万円~に比べて割安
- 全館空調など大手に準ずる基本性能を有する
- 標準でZEH住宅
- キッズデザイン受賞という子育て世代向けの間取りに強み
サンヨーホームズは快適な住環境、省エネ住宅、災害に強く安心して住める家が大手よりお値打ちであることが大きな特徴です。
特にZEH住宅に関しては、多い月で約2万円売電できたとの口コミもあり、ZEH住宅を建てるならサンヨーホームズはぜひ検討したいメーカーといえるでしょう。また、大株主である住宅設備大手「LIXIL」製の住宅設備を採用できるのも特徴です。
サンヨーホームズの悪い口コミ・評判
ハウスメーカーを決める時、まず口コミからチェックする方は多いでしょう。
ここでは、参考になるサンヨーホームズの悪い口コミをご紹介します。あくまで個人の捉え方によるところも大きいですが、どんなことに不満を感じるのかチェックしてみましょう。
- ブランド力や知名度はイマイチ
- 標準装備が物足りない
- 内装・外観デザインが残念
ブランド力や知名度はイマイチ
「どこで家を建てたの?」と聞かれて「サンヨーホームズ」と答えると、半数以上の人が
「え?何?どこにあるの?」とか言われるくらいです。
太陽光が安く設置できるなどブランド力の無さをこれでもかの性能で補っている印象です。
引用:マンションコミュニティ
サンヨーホームズは、業界内では売上高10位前後のハウスメーカーなので、知名度としてはイマイチに感じる人もいるようです。しかし、ZEH住宅など時代の流れに即した最先端の住宅を販売しているので、招いた友人には「新しくてキレイでいいなぁ…。」と良いイメージを抱かれることも十分にありえます。
標準装備が物足りない
内装についてですが、ほぼLIXILです。サンヨーホームズの親会社は、LIXLなのです。
サンヨーホームズのインテリアコーディネーターのおばちゃんが、アレは選べませんとか簡単に言う。
いや、別料金でいくらとか言えよと。やる気無いのか、視野が狭いのか。僕らも、金額に戦々恐々なので何も言わないけど。
結果ハイブランドでは無いし、特別感もないけどそこそこ上質。そんな感じになりました。
建材に関する知識も、リクシルしか知らない、リクシルしか調べない、そんな感じです。
引用:マンションコミュニティ
65万は局所換気で、ショボいキッチンです。
リクシルショールームでデザイン性を求めたり、全館空調にしたりすると80位は行きます。引用:マンションコミュニティ
サンヨーホームズは大株主がLIXILなので、住宅設備にLIXIL製を導入するケースが多く、なかには選択肢の少なさを不満に思う人も。LIXIL以外の設備を選びたい方は、契約前にLIXIL の設備がどんなものか確認しておくと何かと後悔することが少ないですよ。
また、LIXILは旧INAXとしてTOTOと人気を二分する人気ブランドであることも知っておきましょう。
内装・外観デザインが残念
とにかく 内装はダサイ!!
引用:マンションコミュニティ
パッとしない家ですよね。知り合いがカントリー調の家を建てました。中途半端にカントリーしています。
引用:マンションコミュニティ
これも個人の感性によるところが大きいですが、工務店のように個性的なデザインではないので、シンプルなデザインがパっとしない残念な外観として受け取られているかもしれません。サンヨーホームズのデザインは、良くも悪くも万人受けするオーソドックスなデザインと捉えておくといいかもしれませんね。
サンヨーホームズの良い口コミ・評判
サンヨーホームズの良い口コミで多かった2つの声をご紹介します。
- 年中快適!毎月の売電や所有感に満足
- 大地震の際も安心できる
年中快適!毎月の売電や所有感に満足
我が家も築7年になりました。家の方は特に問題なくクラシてます。
売電の方も毎月しっかり生産してくれてます。太陽光発電設備の出費の2/3くらいは元が取れたと思います。
引用:サンヨーホームズと創ったマイホーム記録
建てた家に住み始めて、2年と数ヶ月経ちました。住み心地が良く、家の所有感も十分満足してます
引用:サンヨーホームズで建てるZEHの家
ZEH仕様の住まいは、実にいいことずくめですね。売電電力が最も多かった5月には約2万円もありました。
引用:サンヨーホームズ|お客様の声
サンヨーホームズの良い口コミで最も多く見られるのが、やはり最大のウリであるZEH住宅に関する内容です。売電も叶う省エネ性と、高断熱・高気密による住み心地のよさに満足しているようですね。
大地震の際も安心できる
軽量鉄骨なので耐震性がある。気密性があり、暖かい。営業の方がよく話を聞いてくれた。
引用:オリコン
制振標準、高耐久コンクリート(ヘーベル同様)、□型鉄骨(ヘーベル、パナホーム同様)高耐振(Gフレーム)他の鉄骨筋交いよりも高耐久、恐らく震度9とかいけるかも+制振システム(東大実大実験済みらしい)
引用:マンションコミュニティ
いざという時、家がシェルターのように頑丈であるかは重要です。サンヨーホームズの住まいは堅牢な構造体をしていますが、実際に住まわれている方も地震の際に安心している様子が伺えます。
サンヨーホームズの5つの特徴
サンヨーホームズといえば、標準でZEH住宅の省エネ性とLIXIL製住宅設備の充実が有名ですが、それ以外にも地震に強いなど優れた特徴があります。
サンヨーホームズを検討するうえで知っておくべき特徴を厳選して5つまとめました。
- GSフレームシステムによる優れた耐震性
- 100年住める長寿命住宅
- 30年の耐久性を誇る外壁表面塗装とシーリングレス工法による外観美
- 太陽光発電+蓄電池で災害時でも安心
- 寒冷地の厳しい断熱基準を標準仕様でクリアする省エネ住宅
GSフレームシステムによる優れた耐震性
サンヨーホームズは、GSフレームシステムという地震に強い独自の耐震構造を採用しています。
あらゆる方向からの衝撃にも安定して耐えることができ、大地震はもちろんのこと、度重なる大型台風にも負けることなく住まいをしっかり支えることが可能です。
またGSフレームシステムが優れているのは、耐震性だけではありません。
GSフレームシステムは柱がコンパクトなので、部屋の四隅に柱が出ることはなく、空間を最大限に有効活用できます。家具やテレビボード、ソファーなどを自由にレイアウトしやすいので、住み心地がよく、広々と過ごせるのも魅力です。
100年住める長寿命住宅
サンヨーホームズは、メーカー指定のメンテナンスを適宜受けることで、建て替えなしで100年住める長寿命住宅であることも特徴のひとつです。
経年変化や災害に強く、耐用年数100年以上を誇る堅牢な構造躯体により、世代を超えて住み継ぐことができます。
家の耐用年数が長いことによるメリットは以下のとおりです。
- 後々のリフォーム代が節約できる
- 子どもへの財産になる
- 環境保全につながる
また、転勤や住み替えなどライフスタイルに変化があった場合でも、賃貸化することで不労所得をえられるメリットも大きいでしょう。サンヨーホームズは、「 “くらし”リレーシステム」という住まい買取りサポートシステムもあり、新築時に将来の買取を約束します。長きにわたって安心して住み継ぐことが可能です。
30年の耐久性を誇る外壁表面塗装とシーリングレス工法による外観美
サンヨーホームズは色あせに強く、セルフクリーニング効果が期待できるフッ素コートという塗料を外壁の表面に塗布しています。
セルフクリーニング効果により、外壁についたホコリなどの汚れが雨水で洗れるので、手間をかけることなく美観をキープできます。
そして、外壁には外壁間に目地(サイディングのつなぎ目)がないシーリングレス工法を採用しているので、外観の仕上がりが美しいのもサンヨーホームズならではの特徴です。外壁に目地がある場合、家の印象が一気にダサくなりますが、サンヨーホームズではそのような心配はいりません。
「フッ素コート×シーリングレス工法」による外観美は、サンヨーホームズならではの特徴として押さえておきましょう。
太陽光発電+蓄電池で災害時でも安心
サンヨーホームズの代名詞的存在ともいえるのが、「太陽光発電+蓄電池」の標準装備です。
標準仕様でZEH住宅となり、公式ホームページでの口コミにもあるように最も多い月では約2万円も売電できるそう。太陽光発電と蓄電池を同時に購入するのは高額な出費となるので、標準装備されているのはハウスメーカー選びの大きな決め手になるでしょう。
また、電気を貯めておける蓄電池は、日頃の電気代節約だけでなく災害時への備えにもなります。地震などの影響で長期間停電が続くと、赤ちゃんのミルクを作れない、携帯の充電ができずに孤立するなど何かと不安になるでしょう。蓄電池に貯めておいた電力を活用すれば、そのような非常事態の危機的状況にうまく対処することが可能です。
政府としても脱炭素社会への取り組みの一環としてZEH住宅の普及を推進しており、サンヨーホームズの省エネ住宅は時代の流れに即しているといえるでしょう。
寒冷地の厳しい断熱基準を標準仕様でクリアする省エネ住宅
サンヨーホームズは標準仕様で寒さの厳しい東北・北陸地方の断熱基準をクリアしており、快適に暮らせる住まいであることも大きな特徴です。
構造体の隅々まで高性能グラスウールを充填し、家全体を丸ごと断熱材で包み込んでいるので、北海道以外であれば寒い冬も標準仕様で快適に過ごせます。
省エネルギー住宅を表彰する制度「ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エナジー」を6年連続で受賞しており、住宅業界内でサンヨーホームズの高断熱は高い評価を得ています。
夏は外から熱が入りにくく、冬は暖かさが外に逃げにくいサンヨーホームズの住まいは、一年を通して空調の効きがよく、太陽光発電などとあわせて光熱費の節約が期待できるでしょう。
サンヨーホームズに関するよくある質問
サンヨーホームズに関するよくある質問を5つまとめて解説しています。
- Q1. サンヨーホームズの坪単価はいくら?
- Q2. サンヨーホームズと比較検討すべきハウスメーカーは?
- Q3. サンヨーホームズの保証とアフターサポートは?
- Q4.サンヨーホームズは値引き交渉できる?
- Q5. サンヨーホームズの施工体制は?
- Q6. サンヨーホームズの工期はどのくらい?
- Q7. サンヨーホームズはZEH(ゼッチ)には対応しているの?
気になった質問からチェックしてみてくださいね。
Q1. サンヨーホームズの坪単価はいくら?
A.サンヨーホームズの価格は、使用によっても異なりますが平均して坪単価65万円前後となっています。
ただしこの価格は、太陽光発電や蓄電池が標準で含まれてのものなので、これらを抜きにすると実質的には坪単価50万円代になるかもしれません。サンヨーホームズは、価格に対してかなりお得なハウスメーカーといってよいでしょう。
Q2. サンヨーホームズと比較検討すべきハウスメーカーは?
A. サンヨーホームズは太陽光発電を搭載したZEH住宅とLIXIL製の住宅設備の充実が大きな特徴です。これら2つの観点から、比較検討すべきハウスメーカーはセキスイハイムとパナソニックホームズになります。
太陽光発電住宅の販売実績で選ぶなら「セキスイハイム」
太陽光発電システム搭載した省エネ住宅の販売実績20万棟超を誇るセキスイハイム(坪単価65万円前後)は、ZEH住宅で選ぶならぜひ検討してほしいハウスメーカーです。セキスイハイムは、1997年から太陽光発電搭載住宅の販売を開始した省エネ住宅のパイオニアなので、ZEH住宅に関するノウハウは十分です。
住宅設備重視で選ぶなら「パナソニックホームズ」
大手家電メーカーであり、キッチンなどの住宅設備も販売しているパナソニックが手がけるパナソニックホームズ(坪単価70万円~150万円)も、サンヨーホームとの比較検討におすすめです。パナソニックの住宅設備をお値打ちで購入できるようなので、LIXIL製住宅設備の充実に惹かれている方にとって検討しない手はないでしょう。
Q3. サンヨーホームズの保証とアフターサポートは?
A.サンヨーホームズは、以下の3つのサポート体制で住まいのメンテナンスを支えます。
- 30年点検システム
- 家歴管理システムによるデータ管理
- 24時間体制のアフターサービス
サンヨーホームズは構造体は30年目まで、屋根・バルコニー・外壁などの防水は20年目まで無料点検を行います。
無料期間以降の点検については、会社指定の有料メンテナンスを行うことを条件に、5年ごとにメンテナンスを更新することが可能です。
100年住宅を謳うサンヨーホームズらしく保証も生涯にわたり安心で、保証内容は他のハウスメーカーと比べて同等といってよいでしょう。
ただし、シロアリ対策である防蟻処理はメンテナンスに含まれていません。鉄骨系でも内装材には木材を使用しており、鉄骨系だからといってシロアリ被害を受けないわけではありません。各自の判断で防蟻処理を行うかどうか検討することをおすすめします。
また、24時間体制で専門のスタッフがお困りごとにスピーディーに対応してくれるアフターサービスも整っており、保証とアフターサポートで不便に感じることは少ないでしょう。
Q4. サンヨーホームズは値引き交渉できる?
A.値引きに関しては、口コミによると提示価格から3%~8%ほど値引きしてもらえるようです。
もともと標準仕様で太陽光発電などの高価な設備を搭載していることもあり、10%を超える大幅値引きは期待できないかもしれません。
サンヨーホームズは価格に対して必要充分、もしくはそれ以上に設備が充実しているので、大幅な値引きがなくても損をすることはないので安心です。
Q5. サンヨーホームズの施工体制は?
A.サンヨーホームズでは、協力施工業者などが工事を行います。
サンヨーホームズの現場責任者が品質管理、工程管理、安全管理などを随時チェックし、高品質な住まいを建設します。
Q6. サンヨーホームズの工期はどのくらい?
A.サンヨーホームズの工期は一般的に、約2ヶ月半とされています。
ただし豪雨や積雪などの悪天候によって工期が長くなることもあるので、契約のタイミングに気をつけましょう。
Q7. サンヨーホームズはZEH(ゼッチ)には対応しているの?
A.サンヨーホームズは標準仕様でZEH住宅に対応しています。
太陽光発電と蓄電池が全商品に搭載されての販売となっており、省エネ住宅が購入できます。高断熱・高気密住宅なので、売電ができる、空調の効きがよく光熱費が節約できる、など口コミでも評判です。
溜めたエネルギーを賢く使うための提案として、太陽光発電システムで発電した電力を電気自動車に溜めるなど新たな暮らしの提案もしています。単にZEH住宅に対応しているだけでなく、発電と蓄電、そして電力の活用に関するノウハウが豊富なので、サンヨーホームズは住まいの心強いパートナーになるでしょう。
サンヨーホームズの口コミ・評判まとめ
サンヨーホームズの良い口コミと悪い口コミ、特徴などについてご紹介しました。
サンヨーホームズ標準仕様でZEHに対応しており、坪単価は大手ハウスメーカーよりお値打ちである点に魅力を感じる方が多いことが分かりました。一方で、メーカーとしてのブランド力や標準装備などに不満を覚える方もいることが分かりました。
まずは、サンヨーホームズを含めた複数社のカタログを手に入れてから検討を進めるようにしましょう。
サンヨーホームズの会社情報
会社名 | サンヨーホームズ株式会社 |
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本社住所 | 大阪市西区西本町1丁目4番1号 |
設立年月日 | 昭和44年2月1日 |
代表者名 | 取締役会長 田中 康典 代表取締役社長 社長執行役員 松岡 久志 |
資本金 | 5,945,162,500円 |
従業員数 | 606名 (2021.4現在) |
電話番号 | 06-6578-3403 |
事業内容 | 戸建住宅事業、マンション事業、リニューアル流通事業、リフォーム事業、賃貸・福祉事業 |
拠点 | – |
公式サイト | https://www.sanyohomes.co.jp/ |