住宅情報館の口コミ・評判|住宅の専門家がデメリットや特徴を分かりやすく解説

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「住宅情報館の評判は悪い?良い?」
「住宅情報館で家を建てた人の口コミが知りたい」

など実際に住宅情報館で家を建てた人がどう感じているのか気になりますよね。

この記事では、

  • 住宅情報館の悪い口コミと良い口コミ
  • 住宅情報館の特徴やよくある質問

など、住宅情報館について気になる情報を詳しくまとめて解説しています。ハウスメーカーの比較検討をする際に役立つので最後までチェックしてみてください。

注文住宅を建てる際は、必ず複数のハウスメーカーを比較しましょう。

あなたが建てたい条件の家の相場を把握して、予算を抑えるためにはハウスメーカーの比較が必須です。

大手のハウスメーカー27社の注文住宅会社と提携している「タウンライフ家づくり」では、カタログや間取りプラン、資金計画、土地提案などを複数のハウスメーカーに一括で依頼できます。

住宅情報館の基本情報

住宅情報館

  • 東証一部上場企業のブランドと安心感
  • 全面屋上庭園など、個性の強い住宅シリーズが特徴
  • シロアリにも安心の国産檜を使った、こだわりの家づくり
創業年数28年
坪単価50〜70万円
工法木造
販売戸数
アフターサポート初期保証:10年間
長期保証:最長60年間
対応地域

宮城、 福島、東京、神奈川、埼玉、千葉、茨城、群馬、栃木、愛知、岐阜、静岡 大阪

公式サイトhttps://www.jutakujohokan.co.jp/

住宅情報館ってどんな会社?

住宅情報館は日本最大の住宅会社グループである、飯田グループホールディングスの一員です。

不動産売買・賃貸仲介・注文住宅など、家にかかわる幅広い事業分野を1社で持っています。

営業エリアは関東圏を中心としており、一部東北や関西などにも支店を構えています。

住宅情報館の悪い口コミ・評判

まずは、住宅情報館の悪い口コミ・評判からご紹介していきます。

  • 建築途中の現場が散らかっていて、現場管理に不安がある
  • 高性能住宅を目指すに人にはオススメできない会社

建築途中の現場が散らかっていて、現場管理に不安がある

すべての現場ではありませんが、住宅業界に関わる筆者が見ていく中で、住宅情報館の現場は他社に比べて散らかっているように思えます。

現場の5S(整理・整頓・清掃・清潔・しつけ)は住宅会社の現場監督の大事な仕事ですので、散らかっている現場は品質面でも不安になります。

営業マンはすごくいい人だったが、契約後の現場管理は酷かったとならないように、事前に施工中の現場を確認しに行くといいでしょう。

支店ごとに差があることもあるので、その支店の質を確認できます。

また、建築開始後はこまめに現場に顔を出すことで、現場に緊張感が生まれ、管理が良くなることが多いです。

手間ではありますが、仕様の確認の意味もこめて現場にはこまめに訪れましょう。

高性能住宅を目指すに人にはオススメできない会社

住宅情報館は一条工務店や三井ホームなどの高性能住宅を求める方にはオススメできない会社です。

住宅情報館は、飯田グループの中では性能の高い住宅を建てる会社ではありますが、特に気密性能において、トップクラスの住宅会社よりも見劣りします。

住宅情報館は気密性能を公表していませんが、ブログなどの情報をもとにすると、1.0~2.0という情報が多いので、0.5を切るような一条工務店などと比べると気密性が低いです。

だだし、断熱性能や耐震・制振性能などは最高水準の仕様を用意しているので、気密性能が気になる方は追加で気密工事をお願いするなど、対策することで性能を高められます。

住宅情報館の良い口コミ・評判

次に住宅情報館の良い口コミ・評判をご紹介します。

  • 土地探しから建物まで、1社で終わらせたいなら本当にオススメの会社

土地探しから建物まで、1社で終わらせたいなら本当にオススメの会社

担当してもらう営業マンに土地から注文住宅まで、通しで対応してもらえるのは、本当に楽です。

私の知り合いも、川崎で家を建てる際に、当初は建築専門の会社へ依頼する予定で、土地は別で探しておりました。

しかし、なかなか希望の土地が見つからず、土地探しで入った住宅情報館で、土地の紹介と家の説明を受け、そのまま建物含めて契約をしました。

その理由が、

・かなり豊富な選択肢から土地を選べたこと
・その後の、土地に合わせた住宅提案が非常にスムーズだったこと

だったようです。

最初に対応してくれた営業マンの対応がよく、最後まで対応してくれた点も高評価だったようです。

筆者も住宅業界に長くおりますので、「適切な土地を紹介できずにお客様を逃した」と後悔する住宅会社の声を多く聞く機会があります。

その点、住宅情報館は土地探しから注文住宅の手配までストレスなく進むことができるのでしょう。

住宅情報館の6つの特徴・メリット

住宅情報館の特徴について6つご紹介していきたいと思います。

  • 全面屋上庭園など、個性の強い住宅シリーズが特徴
  • 東証一部上場企業のブランドと安心感
  • 一般的な柱の1.65倍の太さの構造材で作る安心の耐震設計
  • シロアリにも安心の国産檜を使った、こだわりの家づくり
  • 土地・建物・仲介、家に関わるすべてを一社で担う不動産のエキスパート
  • ローコストだが、インテリアコーディネーターがついてくれる

全面屋上庭園など、個性の強い住宅シリーズが特徴

住宅情報館では戸建て住宅用に14個の住宅仕様があります。

その中でも「QUAD VR」は非常に特徴的な住宅です。

「QUAD VR」は全面屋上庭園となっており、狭小地でも開放的なスカイバルコニーが手に入ります。

最近、おうち時間で自宅でのプチアウトドアに憧れる方も増えていますが、都市部でそこまでの広さの土地購入は大変です。

そんな中「QUAD VR」では、屋上を設けることで15畳以上の屋外スペースを提案しています。

建築面積には入らず、LDKと同サイズの空間が手に入るのはとても魅力的です。

東証一部上場企業のブランドと安心感

住宅情報館が所属する飯田グループホールディングスは東証一部の上場企業となります。

飯田グループという名前は、耳なじみのない名前かもしれませんが、日本で最も戸建て住宅を建てている会社です。

「上場企業」というブランドもありますが、なにより上場していることで、投資家からの監視が入るため、会社の長期的な安定につながります。

住宅会社は入居後から始まるアフターサービスで長い付き合いが必要なため、「安定している会社」というのは非常に重要な要素です。

また、日本トップの地位を活かした仕入れ力によって、他の住宅会社に比べて、住宅設備や建設資材を安く仕入れることができます。

安さにも理由があるので、お得な家を選ぶには住宅情報館のような、規模と仕入れ力のある住宅会社を選ぶことが重要です。

一般的な柱の1.65倍の太さの構造材で作る安心の耐震設計

住宅情報館の家は、通し柱と言われる家の重要な構造材に、4.5寸柱を使っており、家の強度を高めています。

4.5寸柱は一般的な3.5寸柱の1.65倍の断面積があり、2.4倍の強度を持った頑丈な柱です。

近年、耐震等級3をとる住宅は増えてきましたが、ここまで太い柱を使う住宅は逆に減ってきました。

住宅情報館では耐震等級3を取った上で、強度の高い4.5寸柱を使用している安心の耐震設計と言えます。

耐震等級は「3」が最高等級のため、それ以上の対策は評価されませんが、こういった見えない構造体に手を掛けている点は、評価できる点でしょう。

シロアリにも安心の国産檜を使った、こだわりの家づくり

住宅情報館では輸入材ではなく、国産の檜を使った家づくりをしています。

檜は防蟻性能や耐腐朽性が高く、シロアリ対策にもなる木材です。

近年、業界全体では海外の集成材と呼ばれる工業品を使うことが増えてきましたが、住宅情報館では国産檜にこだわっています。

防蟻性能の低い木材は、薬剤の注入などで対策をしますが、檜は自然の力で高い性能を持っているので、非常に安心感の高い木材です。

シロアリ対策以外にも、腐朽菌に強く、腐りづらいという特徴がありますので、湿度等の影響にも強いです。

長く住んでも安心の家と言えるでしょう。

土地・建物・仲介、家に関わるすべてを一社で担う不動産のエキスパート

住宅情報館では土地の仕入れから、不動産売買・新築注文住宅・賃貸管理まで、すべてが1社で完結し、住宅に関することは1ストップで解決できます。

具体的に下記の業務を一社で行っています。

・土地の仕入れ、販売、仲介
・注文住宅の請負
・リフォーム
・中古物件の買取
・管理物件の賃貸管理

見ていただくとわかる通り、家を建てる場所の手配から売却の段階まで、すべてをまかなっています。

希望の土地が見つかれば、そのまま土地の時と同じ担当者が注文住宅の担当をしてくれるので、情報を伝えなおす手間も無く、スムーズに家の打ち合わせに入ることができるのです。

建築後も、せっかく建てた家を離れる必要がある場合に、売却や仲介なども建てた時の情報を持った上で、提案してくれます。

慌てて新しい住宅会社や不動産屋を探すよりも、手間なく進めることができるでしょう。

このように、町の不動産屋さんと住宅会社がくっついた、ハイブリットなところが住宅畳間の強みです。

ローコストだが、インテリアコーディネーターがついてくれる

住宅情報館では打ち合わせで、営業以外にインテリアコーディネーターがつきます。

インテリアコーディネーターは主に内装を中心に家全体のコーディネートを、一緒に考えてくれる人になります。

タマホームや秀光ビルドなど、ローコストビルダーではインテリアコーディネーターはつかないので、住宅会社を選ぶ上で重要なポイントでしょう。

特に、規格住宅であるFORTEシリーズ以外の、完全注文住宅で建てられる方は、デザインの選択肢が多いため、コーディネーターが大きな力を発揮します。

住宅情報館のデメリット

良いところが沢山ある住宅情報館ですが、デメリットや弱みもありますのでご紹介していきます。

  • シリーズ毎に住宅性能の差が大きく、会社の特徴がわかりづらい商品体系
  • 飯田グループの中では高めの坪単価設定
  • とにかくHPが見づらいので、ネットでの確認に向かない
  • 構造材に太い柱を使うため、家の面積が狭くなる

シリーズ毎に住宅性能の差が大きく、会社の特徴がわかりづらい商品体系

住宅情報館には14種類の住宅シリーズがありますが、断熱性能・耐震性・使用建材など、仕様が大きく違っており、社名だけでは一口に特徴を言えません。

まずは各住宅シリーズの違いと価格帯を理解することが重要となります。

ここでは主要な住宅シリーズの大まかな違いを松・竹・梅に分けて記載します。

松:檜物語
断熱性能:Ua値0.42W/m2K 耐震等級:3 その他:省令準耐火仕様 

竹:QAUD
断熱性能:Ua値0.6W/m2K 耐震等級:2~3相当 

梅:Chelino
断熱性能:Ua値0.87W/m2K 耐震等級:2~3相当 

床面積30坪程度の家で、松と梅の価格差が約200万円~300万円程の価格差となります。

飯田グループの中では高めの坪単価設定

アイディホームやアーネストワンなどの飯田グループ企業と比べると、高めの坪単価設定となっています。

最も安い住宅シリーズ同士で比較すると、10万円/坪程度の差が出てきます。

飯田グループと思って、低価格を期待して話を聞きに行くと、少し高く感じるかもしれません。

ただ、ローコストのシリーズであれば40万円/坪程度から建築可能なので、住宅業界全体ではローコストの部類に含まれます。

とにかくHPが見づらいので、ネットでの確認に向かない

意図はわかりませんが、とにかくHPが見づらく作ってあるので、HPでの情報収集には向きません。

実際に展示場に足を運ぶか、本サイトのような紹介サイトをご覧いただくのが、オススメの情報収集方法です。

かろうじてスマホの方が、パソコンよりも見やすくなっているので、HPを見たい場合はスマホでの閲覧をオススメします。

構造材に太い柱を使うため、家の面積が狭くなる

メイン住宅シリーズの一つ、檜物語では4.5寸柱という通常よりも1.65倍太い柱を使用します。

柱を太くすると、その分壁が厚くなるので、同じ建坪でも有効な床面積が狭くなります。

狭小地などで、少しでも建坪に対して、家を広くしたい方には向かない仕様でしょう。

そういった方はQAUDなどの住宅シリーズにして、一般的な柱の太さで、その分柱の数を増やすなどの耐震対策をとるといいでしょう。

柱を太くするのは構造上有利に働くので、土地が広く耐震性を重視する方にはオススメの住宅仕様となります。

住宅情報館に関するよくある質問

住宅情報館に関するよくある質問を3つまとめて解説しています。

  • Q1. 住宅情報館の坪単価・価格はいくら?
  • Q2. 住宅情報館の値引きはどれくらい?
  • Q3. 住宅情報館と比較検討すべきハウスメーカーは?
  • Q4. 住宅情報館の保証とアフターサポートは?

気になった質問からチェックしてみてくださいね。

Q1. 住宅情報館の坪単価はいくら?

A.住宅情報館の坪単価は50万円〜70万円です。

住宅情報館はシリーズにより大きく坪単価が変わってきます。

業界全体で比べると、ローコストからミドルコストの価格帯です。

今回は主要3シリーズの坪単価をご紹介します。

松:檜物語 坪単価 65万円~70万円/坪
断熱性能:Ua値0.42W/m2K 耐震等級:3 その他:省令準耐火仕様 

竹:QAUD 坪単価 55万円~65万円/坪
断熱性能:Ua値0.6W/m2K 耐震等級:2~3相当 

梅:Chelino 坪単価 50万円~60万円/坪
断熱性能:Ua値0.87W/m2K 耐震等級:2~3相当 

Q2. 住宅情報館の値引きはどれくらい?

A.ネットなどの口コミ情報を整理すると50~100万円程度の値引きが可能なようです。

住宅価格の5%程度を目標とするといいでしょう。

また、住宅情報館では土地も扱っているため、土地とセットで購入して、土地代での値引きをもらう方法もあります。

注文住宅と違って、土地は先にお金を払って仕入れているので、住宅情報館としても早く売りたいという心理が働きます。

その分だけ値引きの譲歩が引き出しやすいです。ただし、超人気な土地はその例外となりますのでそこは注意しましょう。

Q3. 住宅情報館と比較検討すべきハウスメーカーは?

A.桧家住宅が比較対象としておすすめです。

桧家住宅は斎藤工がCMしている「Z空調」で有名な全国規模の住宅会社です。

高い住宅性能と「Z空調」という全館空調が家の快適性を高めています。

坪単価は、50~60万円前後となっており、住宅情報館と近い価格帯となっています。

Chelinoを検討している方であれば、近い価格帯でより快適性を高めたい場合に、良い比較先でしょう。

QUAD・檜物語を検討されている方であれば、価格が合わないときに桧家住宅を検討してもいいかもしれません。

檜物語と比べると断熱性能は劣りますが、その分全館空調の力で快適な家づくりをしています。

Q4. 住宅情報館の保証とアフターサポートは?

A.保証制度に関しては基本的な部分を押さえたベーシックなものです。

唯一、躯体関連の長期保証に関して、最大60年間の保証をしている部分が他社より優れたポイントになります。

この保証には10年ごとの有償メンテナンスを受ける必要がありますが、自分の家をよく知った人に60年間、家守をしてもらえるのは大きな安心につながります。

以下が、保証内容のまとめです。

躯体・防水関連:無償10年間

設備関連:無償1年間または2年間

無償点検:半年・2年・5年・10年の計4回実施

延長保証:躯体・防水関連に限り、10年ごとの有償メンテナンス実施で最大60年保証

住宅情報館の口コミ・評判まとめ

住宅情報館の良い口コミと悪い口コミ、特徴などについてご紹介しました。

住宅情報館は飯田グループのハウスメーカーです。

グループの強みを活かし、土地探しから建物まで1社で完結させることができます。

国産檜を使用したマイホームが欲しい方もぜひ候補に入れてみてくださいね。

まずは、住宅情報館を含めた複数社のカタログを手に入れてから検討を進めるようにしましょう。

住宅情報館の会社情報

会社名株式会社住宅情報館
本社住所〒252-0236 神奈川県相模原市中央区富士見2丁目8番8号
創業1993年10月13日
代表者名代表取締役社長 黒羽 秀朗
資本金1億円
従業員数(連結)1,115名(2021年3月現在)
電話番号042-704-7333(本社)
事業内容

建設業、不動産仲介業、土木・建築工事の設計・施工・監理業

公式サイトhttps://www.jutakujohokan.co.jp/
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