「飯田産業の評判は大丈夫?」
「飯田産業の悪い口コミと良い口コミが知りたい」
など、飯田産業の口コミにはどんな傾向があるのか気になっている方も多いですよね。
この記事では、飯田産業で注文住宅を建てた人の良い口コミ・悪い口コミなどの評判をご紹介。
飯田産業のよくある質問も解説しているので、気になっていた方はぜひチェックしてみてください。
注文住宅を建てる際は、必ず複数のハウスメーカーを比較しましょう。
あなたが建てたい条件の家の相場を把握して、予算を抑えるためにはハウスメーカーの比較が必須です。
大手のハウスメーカー27社の注文住宅会社と提携している「タウンライフ家づくり」では、カタログや間取りプラン、資金計画、土地提案などを複数のハウスメーカーに一括で依頼できます。
目次
飯田産業の基本情報
- 「総額表示」や「延床面積ごとの定価制」で建物の価格が分かりやすい
- すべての建物が住宅性能表示制度6項目で最高等級を取得
- 間取り変更や設備交換が容易にできる仕組みを実現した「スケルトンインフィル」
創業年数 | 55年 |
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坪単価 | 40万円〜 |
工法 | 木造 |
販売戸数 | 約4,600棟 |
アフターサポート | 初期保証:10年間 |
対応地域 | 東北(宮城)、関東(茨城、千葉、栃木、埼玉、東京、群馬、神奈川)、中部(富山、静岡、愛知、岐阜)、関西(京都、大阪、兵庫、愛媛)、九州(宮崎、沖縄) |
公式サイト | https://www.iidasangyo.co.jp/ |
飯田産業ってどんな会社?
飯田産業は「いいだのいい家」というキャッチコピーが有名な住宅会社です。
茨城県以外の関東と、宮城県・静岡県・愛知県・大阪府・沖縄県に営業所があります。
ただし、上記の都府県でも、一部地域では施工エリア外のことがあるため注意しましょう。
飯田産業のメイン事業は分譲・建売住宅の販売です。
マンションや注文住宅の販売も行っていますが、2021年の売上利益の90%弱は戸建て分譲事業が占めています。
2016年12月には注文住宅をメインで販売している、ユニバーサルホームを子会社化しました。
目的は注文住宅事業の拡大のためで、メインエリアである東京都と神奈川県の事業所はユニバーサルホームが管轄しています。
その結果、2017年からは請負工事事業の売上利益が上昇しています。
ユニバーサルホームと共同販売するセミオーダーの商品もスタートしたため、注文住宅部門の業績にどのような変化をもたらすのか注目です。
飯田産業の悪い口コミ・評判・デメリット
飯田産業の悪い口コミ・評判・デメリットを見ていきましょう。
- 間取りは自由に変えられるが標準の仕様や設備は建売とほとんど同じ
- アルミサッシ複層ガラスのため断熱性は高くない
- 標準仕様のサイディングや屋根はメンテナンス費用がかかりやすい
- 他の住宅会社では標準仕様の屋外水栓や網戸などの設備がオプション
- 屋根の軒・ケラバの出が少ないため外壁が傷みやすくデザイン性にも欠ける
間取りは自由に変えられるが標準の仕様や設備は建売とほとんど同じ
飯田産業の家は、正直言って構造や設備は建売住宅とほとんど同じです。
自分に合わせた間取りを作れることに魅力を感じる方は、飯田産業の注文住宅を選んでも良いでしょう。
しかし「内装や水回りの設備を選びたいから注文住宅を建てたい」という方にはおすすめしません。
なぜなら、飯田産業の建売には外装・内装・水回りの設備などを選べる「カラーセレクト住宅」という商品があるからです。
希望する建売住宅の建築前に「カラーセレクト住宅」の契約ができれば、間取り以外のほとんどの仕様を自分好みに選ぶことができます。
そのため、注文住宅を建てる意味が無くなってしまうでしょう。
土地を持っている方や間取りにこだわりがあるという方だけ、飯田産業の注文住宅を検討してみてくださいね。
アルミサッシ複層ガラスのため断熱性は高くない
飯田産業の断熱性能は高くありません。
理由は採用しているのが「アルミサッシの複層ガラス」だからです。
アルミサッシは熱伝導率が非常に高いため、外気の影響を受けやすいと言われています。
そのため、アルミ樹脂複合サッシや樹脂サッシを採用して、断熱性を高めているハウスメーカーがほとんどです。
建売住宅でもアルミサッシを採用している会社は、少なくなっています。
また、ガラスも断熱性能の低い複層ガラスです。
現在、複層ガラスの採用は当たり前で、ガラスの間にガスやLow-E膜が入ったタイプが主流になってきています。
しかし、飯田産業の2枚のガラスの間は空気が入っているだけです。
空気層は、熱を伝えやすく紫外線カットもできないため、大きく断熱性能が下がります。
サッシは建物の中で最も熱の出入りが多い空間です。
そのため、断熱性能の高い家を建てたい方は、他のメーカーを検討した方が良いかもしれません。
標準仕様のサイディングや屋根はメンテナンス費用がかかりやすい
飯田産業は外壁に窯業系サイディング、屋根にアスファルトシングルが採用されているため、メンテナンス費用がかかりやすいです。
共に10〜20年ごとに塗り替えが必要のため、1回につき数百万円の支出を覚悟しなければなりません。
さらに、サイディングはシーリングで繋ぎ合わせているため、シーリングの打ち替えも必要です。
こちらは7〜10年スパンで考えておいた方が良いでしょう。
飯田産業の家は初期費用が抑えられるというメリットがあります。
しかし、住んでからのメンテナンス費用はかかりやすいというデメリットも、理解しておいてくださいね。
他の住宅会社では標準仕様の屋外水栓や網戸などの設備がオプション
飯田産業の家は、屋外水栓や網戸などの設備がオプション扱いです。
注文住宅を建てるハウスメーカーでは、珍しい仕様と言えるでしょう。
ちなみに、一条工務店も網戸はオプションにしています。
しかし、家の中の空気をきれいに保つために「基本的に窓を開けない」という、一条工務店ならではの考えが前提です。
一方、飯田産業の家はこのような理念や考えがなく、ただ価格を下げるためにオプション扱いにしているように感じられます。
飯田産業では、当たり前と思っている仕様がオプションのケースもあるため、早めに細かい標準仕様の内容を確認しておきましょう。
屋根の軒・ケラバの出が少ないため外壁が傷みやすくデザイン性にも欠ける
飯田産業の建物は、屋根の軒やケラバの出が少ない事例がほとんどです。
軒やケラバの出とは、建物の外壁面よりも屋根が飛び出している部分のことを指します。
軒やケラバが深いと屋根面積が広くなるため、もちろん建物の価格も上がりますよね。
そのため、飯田産業は価格を抑えるために、屋根面積を減らしていると予想できるでしょう。
軒やケラバの出が大きいことによるメリットは次の2つです。
- 重厚感や高級感を与えて外観のデザイン性を高める
- 直射日光や雨を遮るため外壁の劣化を防ぐ
軒やケラバの出が少ない家は、安っぽくてバランスの悪い建物になる可能性があるため、おすすめしません。
また、軒やケラバが深い屋根なら雨や日差しを遮ってくれますが、浅い屋根だと強い日差しや雨が直接当たってしまいます。
そのため、外壁が傷みやすく、早いタイミングでメンテナンスが必要になる可能性があるでしょう。
飯田産業の良い口コミ・評判
飯田産業の良い口コミを見ていきましょう。
- 飯田グループは分譲住宅供給実績が日本一なので土地情報を豊富に持っている
飯田グループは分譲住宅供給実績が日本一なので土地情報を豊富に持っている
飯田産業も所属する飯田グループホールディングスは、分譲住宅の供給実績が日本一の会社です。
そのため、他のハウスメーカーには未公開の土地情報を多く持っている可能性があります。理由は次の2つです。
- 大型分譲を建てるために大きな土地を早く買い付ける力があるから
- 自社の建売住宅を建てるための土地は他のハウスメーカーに販売しないから
つまり飯田産業で土地探しをお願いすれば、建売住宅を建てる予定だった分譲地の一角を、譲ってもらえるかもしれないということです。
建売住宅は立地の良さをウリにしているケースも多いため、条件の良い土地を持っているケースもあります。
人気のエリアで家を建てたい方や、土地探しに苦戦している方は飯田産業に家づくりの相談をしてみると良いでしょう。
飯田産業の6つの特徴・メリット
飯田産業の特徴をお伝えします。
- 「総額表示」や「延床面積ごとの定価制」で建物の価格が分かりやすい
- すべての建物が住宅性能表示制度6項目で最高等級を取得
- オリジナルのパネルや金物が採用された「I.D.S工法」の耐震性は実大実験にて証明
- 建物全体は床や壁をポリスチレンフォームですっぽり覆った内断熱工法
- 間取り変更や設備交換が容易にできる仕組みを実現した「スケルトンインフィル」
- 分譲住宅での実績を活かした技術や工程管理で最短49日の施工が可能
「総額表示」や「延床面積ごとの定価制」で建物の価格が分かりやすい
飯田産業は低コストで家が建てられる点が特徴のハウスメーカーです。
そのため、価格表示も分かりやすくし、お客様に価格面で不安を抱かせないような工夫がされています。
具体的には、「総額表示」や「延床面積ごとの定価制」を取り入れた価格表示です。
「総額表示」とは、建物の本体工事の他にかかる付属工事費や諸経費まで、すべて含んだ価格をお客様に提示する方法です。
あらかじめ総額で提示することで、後からかかる追加費用を防ぐことができます。
また、「延床面積ごとの定価制」とは、施工する延床面積ごとの金額を表示する方法です。
「何坪の建物はいくら」というように明確な金額が表示されているため、お客様が設備のグレードアップなどをしやすくなっています。
注文住宅の価格はわかりにくく、後から追加費用になるかもしれないという不安を抱くお客様は多いですよね。
飯田産業の価格の表示方法なら、安心してマイホームを計画できるでしょう。
すべての建物が住宅性能表示制度6項目で最高等級を取得
飯田産業の家は、ただ安い家ではありません。
10項目ある住宅性能表示制度の内、6項目で最高等級を取得した性能の高い建物です。
以下の項目で最高等級を取得しています。
- 耐震等級(構造躯体の倒壊等防止)
- 耐震等級(構造躯体の損傷防止)
- 耐風等級
- 劣化対策等級
- 維持管理対策等級
- ホルムアルデヒド対策等級(内装及び天井裏等)
耐震や耐風が最高等級なので、地震や台風などが起きても損傷が少ない家ということが分かります。
また、建物が劣化しにくく配管などの維持管理も楽な仕様は、手をかければ長い間安心に暮らせる建物と言えるでしょう。
さらに、シックハウスの原因となるホルムアルデヒドの発散量もクリアしています。
小さなお子様がいる家庭やアレルギー持ちの家族が入る場合には、非常に大切な項目です。
ちなみに、住宅性能表示制度の最高等級を6項目も取得しているローコストメーカーは、そこまで多くありません。
オリジナルのパネルや金物が採用された「I.D.S工法」の耐震性は実大実験にて証明
飯田産業は木造軸組工法とパネルを組み合わせた「I.D.S工法」を採用しています。
工法自体は一般的ですが、オリジナルのパネルや接合金物が採用されている点は特徴的と言えるでしょう。
オリジナル耐力壁パネルは大臣認定を受けており、外側のパネルは壁倍率5倍、内側のパネルは3.7倍の壁倍率を誇っています。
また、接合金物「TロックⅡ」は、一般的な金物の2倍の強度があるものです。
これらの工法により、耐震等級3の建物が建てられています。
また、飯田産業は実物大の建物に対して2回の耐震実験を行いました。
実験は実際に起きた地震も含む4つの大地震を、建物に加えるという内容です。
結果は「倒壊しないのはもちろん損傷も無し」というものでした。
ちなみに、実験に使われた建物は損傷を確認するため、内外装の仕上げが半分しか施工されていません。
しかし、建物に重りを載せて総重量を調整しているため、信憑性は高い実験だと言えるでしょう。
建物全体は床や壁をポリスチレンフォームですっぽり覆った内断熱工法
飯田産業は断熱材にポリスチレンフォームを採用しています。
ポリスチレンフォームとは発泡プラスチック性の断熱材で、密度の高い発泡スチロールのようなものです。
施工する厚みなどにもよりますが、一般的なグラスウールよりも断熱性能は高いと言われています。
ただし、断熱性が特別高い断熱材という訳ではありません。
水や湿気に強く内部結露が起こりにくい点、軽量で施工性が高い点などもメリットです。
湿気が溜まりやすい床や天井に採用するハウスメーカーが多いですが、飯田産業は床と壁にポリスチレンフォームを採用しています。
デメリットは耐火性が低い点です。他の断熱材を比べると燃えやすいと言えるでしょう。
飯田産業は、採用しているポリスチレンフォームの厚みや種類を公表していません。
詳しく知りたい方は直接営業マンに確認してみてくださいね。
間取り変更や設備交換が容易にできる仕組みを実現した「スケルトンインフィル」
飯田産業では将来のことを考えて、間取り変更や設備交換が容易にできるような建物を建てています。
この仕組みは「スケルトンインフィル」という名前がついていて、次のような意味です。
インフィル:間取りや設備など内装のこと
高耐久な建物と可変性のある間取りを分離させて考えることで、ライフスタイルに合わせたリフォームがしやすくなります。
将来のことまで考えて間取りや設備を考えてくれるので、歳を重ねても暮らしやすい家に住むことができるでしょう。
分譲住宅での実績を活かした技術や工程管理で最短49日の施工が可能
飯田産業では、着工から最短49日で建物の施工が可能です。
ユニット系の構造のハウスメーカーなら、2カ月程で施工が完了することもあります。
しかし、木造軸組工法ではかなり短工期と言えるでしょう。
もちろん普通と同じことをしていたのでは、短工期を実現することはできません。
飯田産業では、次の3つのことを「しない」という条件で、家づくりを進めています。
- 躯体に関する仕様変更をしない
- お客様による屋根勾配の指定はできない
- 地下室・屋上などの設置をしない
上記のことをすると大工さんの手間が大きく増えるため、工期も長くなりがちです。
シンプルかつ作り慣れた建物に限定することで、短い工期を実現しています。
ただし、すべての建物を短工期で施工するわけではありません。
入居時期に制限がある方などは、飯田産業を検討してみても良いでしょう。
飯田産業に関するよくある質問
飯田産業に関するよくある質問を4つまとめて解説しています。
- Q1. 飯田産業の坪単価・価格はいくら?
- Q2. 飯田産業と比較検討すべきハウスメーカーは?
- Q3. 飯田産業の保証とアフターサポートは?
- Q4.飯田産業は値引き交渉できる?
気になった質問からチェックしてみてくださいね。
Q1. 飯田産業の坪単価・価格はいくら?
A. 飯田産業で注文住宅を建てる方は、40万円台の坪単価になるケースが多いようです。
一般的にはローコストメーカーと呼ばれる部類に入ります。
建売住宅と近い構造・仕様で建築しているため、材料費や人件費の軽減につながっている点が価格を抑えられる要因と言えるでしょう。
ちなみに、飯田産業は諸経費なども含めた総額を建物価格として表示しているメーカーです。
そのため、他の40万円台のローコストメーカーと比較すると、安くなるケースが多いかもしれません。
Q2. 飯田産業と比較検討すべきハウスメーカーは?
A. 飯田産業と比較する際のおすすめは、一建設と建売住宅メーカーです。
一建設は飯田産業と同じ、飯田ホールディングスのグループ会社です。
やはり建売住宅をメインとして販売していますが、注文住宅も取り扱っています。
飯田産業よりも展開エリアが広く、検討しやすい点がメリットです。
また、4つの商品を用意していて、デザイン性や断熱性に特化した住宅もあります。
さらに、飯田産業と比べて、設備のグレードが高い点も特徴です。
具体的には、Low-E膜の入りのガラスや、カードキーの玄関ドアが標準で採用されています。
飯田産業の建物よりも、デザイン性も仕様もグレードアップさせたいなら検討しても良いでしょう。
また、飯田産業の注文住宅を検討するなら、並行して建売住宅も検討してみることもおすすめします。
同じような間取りで希望するエリアの建売が、販売されているかもしれません。
Q3. 飯田産業の保証とアフターサポートは?
A. 飯田産業は条件付きの30年長期保証システムを採用しています。
条件は、10年ごとの外装点検と5年ごとの床下点検を行い、各有償メンテナンス工事を実施するという内容です。
保証を延長するためには、引渡し後10年目以降は上記の条件が必須になるため、メンテンナンス費用をしっかり確保しておく必要があります。
そして、条件を満たすと長期保証項目は10年間、防虫防蟻は5年間ずつ保証が延長される仕組みです。
毎回点検とメンテナンスを行えば、最長30年の保証が受けられます。
続いて、アフターサポートについてです。
無料点検は2カ月、5年、10年目にあり、保証延長した場合はその後も5年に1度は無料で点検してくれます。
保証とアフターサポートに関しては最低限の内容と言えるでしょう。
Q4. 飯田産業は値引き交渉できる?
A.飯田産業の値引きについての情報は、ほとんど出回っていませんでした。
売れ残りの建売住宅は時期によって値引きをしていますが、注文住宅はその様な概念がありませんよね。
価格の安いハウスメーカーなので、値引きをしてくれても金額は大きくないことが予想されます。
しかし、絶対に値引きしないという情報があるわけではないため、金額交渉にチャレンジしてみても良いでしょう。
飯田産業の口コミ・評判まとめ
飯田産業の口コミ・評判や特徴について解説しました。
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飯田産業の会社情報
会社名 | 株式会社飯田産業 |
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本社住所 | 〒180-0022 東京都武蔵野市境2丁目2-2 |
設立年月日 | 昭和52年7月8日 |
代表者名 | 代表取締役会長 森 和彦 代表取締役社長 築地 重彦 |
資本金 | 20億円 |
従業員数 | 1142名※2021年3月31日現在 |
電話番号 | Tel:0422-36-8848 |
事業内容 | 戸建分譲住宅事業、分譲マンション事業、注文住宅事業、土地分譲事業 |
拠点 | – |
公式サイト | https://www.iidasangyo.co.jp/ |