「一建設の評判は大丈夫?」
「一建設の悪い口コミと良い口コミが知りたい」
など、一建設の口コミにはどんな傾向があるのか気になっている方も多いですよね。
この記事では、一建設で注文住宅を建てた人の良い口コミ・悪い口コミなどの評判をご紹介。
一建設のよくある質問も解説しているので、気になっていた方はぜひチェックしてみてください。
注文住宅を建てる際は、必ず複数のハウスメーカーを比較しましょう。
あなたが建てたい条件の家の相場を把握して、予算を抑えるためにはハウスメーカーの比較が必須です。
大手のハウスメーカー27社の注文住宅会社と提携している「タウンライフ家づくり」では、カタログや間取りプラン、資金計画、土地提案などを複数のハウスメーカーに一括で依頼できます。
一建設の基本情報
- 年間約11,000棟分の資材や設備を一括購入したコストカットを実現した建物
- ベタ基礎と木造軸組工法を採用した耐震等級3の建物が建てられる
- 1,500種類以上の規格プランの中から気に入った間取りを選べる
創業年数 | 55年 |
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坪単価 | 40万円〜 |
工法 | 木造 |
販売戸数 | 11,636棟(2021年3月期) |
アフターサポート | 初期保証:10年間 |
対応地域 | 東北エリア(福島県、宮城県)、関東エリア(群馬県、茨城県、栃木県、神奈川県、東京都、千葉県、埼玉県)、信越・北陸エリア(新潟県、長野県)、東海エリア(愛知県、三重県、岐阜県、静岡県)、近畿エリア(京都府、大阪府、奈良県、兵庫県、滋賀県)、中国エリア(岡山県、広島県、山口県)、四国エリア(香川県)、九州エリア(福岡県、佐賀県、熊本県)、沖縄県 |
公式サイト | https://www.hajime-kensetsu.co.jp/ |
一建設ってどんな会社?
一建設は飯田グループホールディングス傘下の会社です。
分譲一戸建ての施工販売が主力事業で、業績全体の約3/4を占めています。
年間販売数約11,000棟の実績は、建売住宅の会社の中ではトップレベルと言えるでしょう。
一建設の家づくりは、住みやすさと価格のバランスがとれた「ちょうどいい家」をコンセプトとしています。
注文住宅は分譲住宅の知識や技術を取り入れ、無駄なコストがカットされたローコストな建物です。
東北から九州までの各エリアに展示場を出していますが、全国展開ではありません。
展示場がない都道府県に建てようと計画している方は、対応エリア内かあらかじめ確認しましょう。
一建設の悪い口コミ・評判・デメリット
一建設の悪い口コミ・評判・デメリットを見ていきましょう。
- 構造のグレードを上げるようなオプション商品は用意されていないため不安が残る
- 切り欠いた構造材+補強金物の木造軸組工法なので耐震性が落ちる
- 標準仕様はアルミサッシなので外気が室内に伝わりやすい
- 標準仕様ではキッチン・洗面台・トイレはメーカーが選べない
- 屋根はコロニアルの黒のみ、外壁は目地あり14mmのサイディングなのでデザイン性が落ちる
構造のグレードを上げるようなオプション商品は用意されていないため不安が残る
一建設の構造は昔ながらの木造軸組工法です。
構造材を切り欠いて加工するため欠損が大きく、接合部の強度が下がりやすくなります。
最近では、構造材の欠損を最小限にした金物工法が一般的なため、比較すると耐震性は落ちるでしょう。
一応、耐震等級3を満たした建物を建てることもできますが、間取りによっては耐震等級1に下がることもあるようです。
一建設のような構造を採用している住宅会社では、オプションで構造のグレードを上げた商品を販売していることが多いです。
対して、一建設では1つの工法の商品しかありません。
構造以外は気に入っていたとしても、建物の耐震性には不安が残る可能性があります。
営業マンの話をしっかり聞いて、構造面でも納得した上で契約してくださいね。
切り欠いた構造材+補強金物の木造軸組工法なので耐震性が落ちる
一建設では、昔は一般的に採用されていた「ほぞ」加工を採用しています。
この施工方法は、木材を凹凸のように切り欠き、柱や梁を溝にはめ込んで「ほぞ接ぎ」をするものです。
一建設では「ほぞ接ぎ」した構造体に、補強金物を施工して耐震性を高めています。
しかし、木造軸組工法のハウスメーカーの最近の傾向を見てみると、「ほぞ接ぎ」をせず金物同士を接合する「金物工法」が一般的です。
もちろんローコストや建売メーカーの中には「ほぞ加工」をする会社もあります。
金物工法は構造材の欠損が少ないため、柱の強度を保つことができます。
また、金物同士で柱や梁を接合できるため、構造体の接合部の強度も高い点が特徴です。
一建設の建物が耐震等級3が確保できていても、耐震性能はそれほど高くないということを理解しておきましょう。
標準仕様はアルミサッシなので外気が室内に伝わりやすい
一建設の注文住宅のサッシは、建売住宅と同じアルミサッシです。
アルミサッシは熱を伝えやすいという特徴があるため、外気が室内に伝わりやすくなってしまいます。
夏場は冷えた室内の空気が外に逃げ、冬場は外の冷気が室内に入るという状況ができてしまうでしょう。
断熱性能にこだわりたい方は、樹脂サッシが標準の「高性能住宅」を採用することをおすすめします。
樹脂は熱を通しにくい素材のため、室内の快適さが大きく変わるはずです。
標準仕様ではキッチン・洗面台・トイレはメーカーが選べない
一建設は水回りの設備の選択肢が少ないです。
お風呂は数社のメーカーから選ぶことができますが、キッチン・洗面台・トイレはメーカーの選択肢がありません。
ちなみにキッチンと洗面台は、飯田ホールディングスグループのファーストプラスというメーカーです。
トイレはTOTOが採用されています。
それぞれ、商品内でグレードアップはできるので、こだわりたい部分にだけお金をかけましょう。
他のメーカーを採用したいという方は、営業マンに相談してみてくださいね。
屋根はコロニアルの黒のみ、外壁は目地あり14mmのサイディングなのでデザイン性が落ちる
一建設の注文住宅は外装の仕様が建売住宅とほとんど同じなので、
デザインはあまり優れていません。
屋根はコロニアルの黒しか選択できず、その他のカラーはオプション扱いです。
また、外壁はサイディングを採用しています。
サイディング自体はバリエーションが豊富なので、イメージに合ったデザインを選べるでしょう。
ただし、一建設では施工されるサイディングのグレードが低いため、建物が完成したときに安っぽく感じることがあります。
具体的には、サイディングのつなぎ目のシーリング材が目立つという点です。
新築時はそれほど気になりませんが数年経つと汚れが目立ってきますし、頻繁にメンテナンスも必要になります。
さらに、厚さ14mmのサイディングなので、施工方法は釘打ちです。
釘打ちのサイディングは、建物に近づいて見ると釘が目立ってデザイン性が下がります。
14mmよりも厚いサイディングなら金物工法なので、気になる方はグレードアップできるか相談してみましょう。
一建設の良い口コミ・評判
次に、一建設の良い口コミ・評判を見ていきましょう。
- 給湯はガス、食洗機無しのキッチンなど仕様がシンプルで自分好みにカスタマイズできる
給湯はガス、食洗機無しのキッチンなど仕様がシンプルで自分好みにカスタマイズできる
一建設の標準仕様は建売住宅をベースとしていることもあり、とてもシンプルです。
給湯機はガスのみだったり、キッチンは食洗機が無かったりと、必要最低限の仕様が標準で設定されています。
物足りなさを感じるかもしれませんが、裏を返せば自分が欲しい設備だけを後から追加することができるということです。
低価格帯のハウスメーカーの中には、設備の充実さがウリの会社もありますが、使わない設備が標準でも意味がありません。
もちろん価格は上乗せされている訳ですから無駄な出費です。
いらない設備があって無くしたとしても、金額が下がらないなんてこともあります。
一建設のシンプルな標準仕様は無駄がなく、「ちょうどいい家」という名の通りですね。
コンセプトに沿った家づくりができていて良いなという印象を受けました。
一建設の5つの特徴・メリット
一建設の5つの特徴・メリットをご紹介します。
- 年間約11,000棟分の資材や設備を一括購入したコストカットを実現した建物
- ベタ基礎と木造軸組工法を採用した耐震等級3の建物が建てられる
- 断熱等性能等級4の家が標準仕様、オプションの「高性能住宅」はUA値0.46
- 1,500種類以上の規格プランの中から気に入った間取りを選べる
- 中間金が不要のためつなぎ融資の利息が節約できる
年間約11,000棟分の資材や設備を一括購入したコストカットを実現した建物
一建設の建売住宅は、年間約11,000棟の住宅を供給しています。
注文住宅では建売住宅で積み上げたノウハウを活かして、コストカットされた建物を建築することが可能です。
具体的な費用削減方法を紹介します。
- シンプルな構造や仕様設定で資材や備品を大量購入
- プレカットした構造材を使い工期短縮
- 自社一貫体制で中間マージンを削減
どれも多くの住宅会社でも採用されている方法です。
ただし、一建設は住宅の供給棟数が多いため1棟当たりの単価が下がり、メリットを多く受けることができます。
また、自社管理の業者に建築を依頼することで、コストカットだけでなく品質の一定化にもつながるでしょう。
ベタ基礎と木造軸組工法を採用した耐震等級3の建物が建てられる
一建設はローコストの住宅会社ですが、ベタ基礎と木造軸組工法を採用した耐震等級3の建物を建てることができます。
耐震等級とは建物の耐震性の高さを示したもので、耐震等級3は最高のランクです。
ちなみに、耐震等級3の建物は消防署や警察署などと同等の強度をもつ住宅を指します。
ただし、耐震等級3を取得できるハウスメーカーは多くありますので、特別優れているという訳ではありません。
もちろん間取りによっては、耐震等級1〜2になることもあるでしょう。
ちなみに、一建設の注文住宅は規格プランがほとんどなので、希望する耐震等級によって間取りを選ぶこともできます。
何よりも耐震性能を重視したい方は、耐震等級3を満たした間取りはどれか確認してみましょう。
断熱等性能等級4の家が標準仕様、オプションの「高性能住宅」はUA値0.46
一建設の注文住宅では、断熱性を表す等級が最高ランクの「4」を確保できます。
ただし、使われている断熱材は一般的なグラスウールのため、そこまで高断熱な家とは言えません。
注文住宅では建築中の施工状況を確認できます。建売住宅にはないメリットですね。
現場に足を運び、グラスウールが壁一面に隙間なく敷き詰められているか必ず確認してください。
また、一建設ではオプションで「高性能住宅」という商品にグレードアップすることができます。
- 高性能グラスウール
- 高性能樹脂サッシ+ダブルLow-Eアルゴンガス入りトリプルガラス
- 全熱交換型24時間換気システム
これらが施工されている「高性能住宅」は、UA値0.46という数値を叩き出しています。
ちなみにUA値0.46は北海道基準の断熱性能を満たしている家です。
ただし、高性能住宅は規格プラン限定、プランによってUA値が下がる可能性があることを注意点として覚えておきましょう。
1,500種類以上の規格プランの中から気に入った間取りを選べる
一建設の注文住宅は、1,500種類以上の規格プランの中から選ぶことができるため、お気に入りの間取りと出会いやすいです。
3階建てや平屋のプランもあるので、敷地や周辺環境に合わせた間取りを選んでくださいね。
また、「ココカラオリジナル」や「デザイナーズシリーズ」は、間取りにこだわった商品です。
「ココカラオリジナル」の建物は、収納・扉・壁を省いて吹き抜けがあるプランがあります。
家族の成長に合わせて、自由にカスタマイズできるでしょう。
「デザイナーズシリーズ」では、広い玄関やインナーバルコニーがあるストレスフリーな間取りが用意されています。
ワンランク上の暮らしを実現したい方におすすめな商品です。
もちろん敷地に合わせた自由設計プランもありますので、興味がある方は営業マンに相談してみてくださいね。
中間金が不要のためつなぎ融資の利息が節約できる
一建設では建物の中間金の支払いが不要なので、諸経費を削減することができます。
注文住宅を扱うほとんどの住宅会社では、着工時や上棟時に建物代金の一部を中間金として支払わなければなりません。
中間金は数百万円以上の支払いが必要になるため、つなぎ融資を使って一時的なローンを組み、住宅会社に支払うことが一般的です。
つなぎ融資は住宅ローンが振り込まれたときに返済できますが、それまではつなぎ融資の利息を支払う必要があります。
しかし、一建設はそもそも中間金が不要なので、つなぎ融資を組まなくていいのです。
つなぎ融資が不要なら、利息や事務手数料などの数万〜数十万円を削減できます。
中間金不要のハウスメーカーはあまりないので、特徴として紹介しました。
一建設に関するよくある質問
一建設に関するよくある質問を4つまとめて解説しています。
- Q1. 一建設の坪単価・価格はいくら?
- Q2. 一建設と比較検討すべきハウスメーカーは?
- Q3. 一建設の保証とアフターサポートは?
- Q4.一建設は値引き交渉できる?
気になった質問からチェックしてみてくださいね。
Q1. 一建設の坪単価・価格はいくら?
A. 一建設の坪単価は、40万円台が相場です。
一建設はローコストに分類されるハウスメーカーです。
ホームページ上では、次のような価格例が紹介されています。
- 1,270万円(32坪まで・規格プラン・税込)
- 1,280万円(33.31坪・規格プラン・税込)
坪単価を計算すると税込38〜39万円なので、かなり低価格ということがわかります。
あくまでホームページに公表されている価格ですので、ご承知おきください。
実際に建てる場合はオプションなども追加すると思いますので、税込40万円台の坪単価になることが予想できます。
いずれにせよローコストメーカーの中でもかなり低価格帯の住宅会社です。
Q2. 一建設と比較検討すべきハウスメーカーは?
A. 一建設と比較する際のおすすめは、アイダ設計・パパまるハウス・一建設の建売住宅です。
アイダ設計は一建設と同じく、注文住宅よりも分譲住宅の売り上げの方が多い住宅会社です。
そのため、建売住宅の知識や技術を活かしたローコストの建物を提供しています。
構造は一建設と同じ「ほぞ加工」の木造軸組工法です。
対して、アイダ設計は構造体の周りを面材で囲む「面材工法」を組み合わせています。
価格帯も近いため検討してみても良いでしょう。
パパまるハウスもローコストをウリにしているハウスメーカーです。
ヒノキヤグループの住宅会社なので、オプションで全館空調システム「Z空調」の採用もできます。
一建設の「高性能住宅」と同等の断熱性能が標準仕様なので、少し高くても検討する価値はあるでしょう。
また、一建設の建売住宅も比較すべきです。気に入った立地で注文住宅も安い建物が購入できるかもしれません。
Q3. 一建設の保証とアフターサポートは?
A. 一建設は床以外の構造躯体、構造上支障のある割れや腐り、水平保持に関して10年の初期保証がついています。
その後は5年ごとに無料点検と有償メンテナンスを行うことで、最大35年まで保証が延長可能です。
無料点検は引渡し後、6ヶ月、1年、2年、5年のタイミングで行われます。
また、オーナー専用サイト「はじめCLUB」があり、保証期間や点検日の管理・確認などが可能です。
その他のトラブルは、コールセンターや担当者に連絡を入れ、随時対応してもらいます。
保証・アフターサポートは最低限の内容と言えるでしょう。
Q4. 一建設は値引き交渉できる?
A.一建設の注文住宅に関する値引きの情報は見つけられませんでした。
建売住宅は売れ残れば値下げが行われますが、注文住宅は販売方法がまったく異なりますからね。
これだけ低価格帯で売り出しているため、値下げは行っていない可能性があります。
ただし、金額的な値引きは無理でも、設備のサービスやグレードアップは対応してくれるかもしれません。
ダメもとで値下げ交渉してみても良いでしょう。
キャンペーンのタイミングなどを狙ってみても良いですね。
一建設の口コミ・評判まとめ
一建設の口コミ・評判や特徴について解説しました。
一建設が少しでも気になっている方は、間取りプランの提案や資金計画を無料でできる「タウンライフ」でカタログを請求してみましょう
一建設の会社情報
会社名 | 一建設株式会社 |
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本社住所 | 〒171-0022 東京都豊島区南池袋2-25-5 藤久ビル東5号館 |
設立年月日 | 1967年2月13日 |
代表者名 | 代表取締役 堀口 忠美 |
資本金 | 3,298,500,000円 |
従業員数 | 1,606人(2021年3月末時点) |
電話番号 | Tel:03-5928-1700 |
事業内容 | 戸建分譲事業・マンション分譲事業・土地分譲事業・請負工事事業 |
拠点 | – |
公式サイト | https://www.hajime-kensetsu.co.jp |